寝室以外なのに蛍光灯が微弱に緑色に光る!電気代はかかる?その原因と対策

部屋の電気をつけるため、蛍光灯を買ったのですが、電気を消すとほんの少し緑っぽく光っています。たぶん寝る時に真っ暗にならないようにそうなっているのだと思いますが、その部屋は寝室ではないです。電気代はかかりますか?

蛍光灯の微弱発光:原因と仕組み

電気を消してもほんの少し緑色に光る蛍光灯、確かに気になりますよね。これは、残光現象と呼ばれるもので、蛍光灯の種類によっては起こりやすい現象です。蛍光灯は、内部の蛍光物質が紫外線を受けて発光する仕組みになっています。電気を消しても、蛍光物質にわずかに紫外線が残留し、それがゆっくりと減衰しながら緑色の光として見えるのです。この残光は、蛍光灯の種類や使用時間、蛍光物質の種類によって強さが異なります。 寝室で真っ暗な状態が苦手な方のための設計ではありません。あくまで蛍光物質の特性によるものです。

特に、省エネタイプの蛍光灯LED蛍光灯では、この残光現象が顕著に見られる場合があります。これらの蛍光灯は、従来の蛍光灯よりも消費電力が少ない代わりに、残光時間が長くなる傾向があるからです。 また、蛍光灯の種類によっては、緑色だけでなく、青色や黄色がかった残光が見える場合もあります。

電気代はかかる?消費電力の確認

では、この微弱な緑色の光は電気代に影響するのでしょうか?結論から言うと、わずかながら電気代はかかります。完全に電源が切れていない状態なので、微弱な電流が流れ続けているからです。ただし、その消費電力は非常に小さく、目に見えるほどの影響はありません。 一般的な蛍光灯の場合、残光時の消費電力は、点灯時の数百分の一から数千分の一程度です。仮に1ヶ月間、この状態で放置したとしても、電気料金への影響はほとんど無視できるレベルでしょう。

気になる方は、蛍光灯の消費電力を確認してみましょう。蛍光灯本体やパッケージに記載されています。消費電力が低いほど、残光時の消費電力も低くなります。また、待機電力という表示があれば、それも確認してみましょう。待機電力は、電源を切っている状態でも消費される電力です。 待機電力が低い蛍光灯を選ぶことで、電気代の節約に繋がります。

残光を軽減する方法

もし、この微弱な光が気になる場合は、いくつかの対策があります。

  • 遮光カーテンやブラインドを使用する: 光を遮断することで、残光が目立たなくなります。寝室以外でも、プライバシー保護や室温調整にも役立ちます。
  • 蛍光灯カバーを取り付ける: 蛍光灯カバーは、光の拡散や明るさの調整だけでなく、残光を和らげる効果も期待できます。不透明なカバーを選ぶと効果的です。
  • 蛍光灯の種類を見直す: 残光が少ない蛍光灯を選ぶことも可能です。LED蛍光灯は、残光が少ないタイプも多いですが、製品によって差があるので、購入前に確認しましょう。 「残光が少ない」という表示を参考にすると良いでしょう。
  • コンセントから抜く: 一番確実な方法は、蛍光灯の電源プラグをコンセントから抜くことです。これにより、完全に電源が遮断され、残光は完全に消えます。ただし、毎回コンセントを抜くのは面倒なため、他の方法と併用することをおすすめします。

専門家の意見:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの山田花子氏に話を聞きました。「寝室以外で蛍光灯の残光が気になるというのは、空間の雰囲気を重視するお客様にとって重要な問題です。 例えば、リラックスできる寝室とは異なり、書斎やリビングでは、わずかな光でも集中力を妨げる可能性があります。 お客様のライフスタイルや部屋の用途に合わせて、適切な照明器具を選ぶことが重要です。 残光が気になる場合は、上記の方法以外にも、間接照明などを活用して、空間全体の明るさを調整することで解決できる場合もあります。」

まとめ:適切な照明選びと対策で快適な空間を

蛍光灯の微弱な残光は、電気代への影響はほとんど無視できる程度ですが、気になる場合は、遮光カーテンやカバーの利用、蛍光灯の種類の見直し、コンセントからの抜去など、いくつかの対策があります。 お部屋の用途や好みに合わせて、適切な照明器具を選び、快適な空間を演出しましょう。 照明選びは、インテリア全体を左右する重要な要素です。 今回の事例を参考に、あなたのお部屋に最適な照明を選んでください。

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