子ども部屋の広さを正確に測る方法

ジョイントマットを購入する前に、まず子ども部屋の正確な畳数を測ることが重要です。単純に「何畳」と聞いても、部屋の形状や寸法が分からなければ正確な回答はできません。そこで、正確な畳数を測る手順を説明します。

1. 部屋の寸法を測る

メジャーや巻尺を使って、部屋の長さ（縦）と幅（横）を測ります。壁に沿って正確に測ることが重要です。もし部屋が長方形や正方形ではない場合は、複数の長方形や三角形に分割して、それぞれの寸法を測りましょう。複雑な形状の部屋の場合は、複数の箇所で計測し、平均値を出すとより正確になります。

2. 畳の寸法を確認する

日本の畳の標準サイズは、約90cm×180cmです。しかし、地域や時代によって多少の差異があります。古い家屋の場合は、畳の寸法を直接測ることをお勧めします。もし、既存の畳がある場合は、その畳の寸法を測り、それを基準に計算します。

3. 畳数を計算する

部屋の面積を計算します。長方形や正方形の部屋であれば、長さ×幅で面積（㎡）が算出できます。複雑な形状の場合は、それぞれの部分の面積を計算し、合計します。

計算された面積を、畳の面積（約1.62㎡＝90cm×180cm）で割ることで、おおよその畳数がわかります。例えば、部屋の面積が10㎡であれば、10㎡ ÷ 1.62㎡/畳 ≒ 6.17畳となります。この場合、7畳分のジョイントマットを購入するのが適切でしょう。

4. 余裕を持たせる

計算した畳数に、少し余裕を持たせてジョイントマットを購入することをお勧めします。壁際や家具の配置などによって、マットの端が余ったり、足りなくなったりする可能性があります。5～10％程度の余裕があると安心です。

ジョイントマット選びのポイント

畳数が分かったら、いよいよジョイントマット選びです。様々な種類があるので、以下のポイントを参考に選んでみましょう。

1. 厚さ

厚さは、子どもの安全面と快適性に大きく影響します。厚いマットほど衝撃吸収性が高く、転倒時のケガを防ぐ効果があります。小さなお子さんには、厚さ1cm以上のマットがおすすめです。ただし、厚すぎるマットは、収納時にかさばるというデメリットもあります。

2. 素材

素材も重要なポイントです。EVA樹脂やPE樹脂などの素材が一般的で、それぞれに特徴があります。EVA樹脂は柔らかく衝撃吸収性に優れていますが、耐久性がやや劣る場合があります。PE樹脂は耐久性が高く、水拭きもできるものが多く、お手入れがしやすいです。アレルギー体質のお子さんには、抗菌・防ダニ加工が施されたマットを選ぶと安心です。

3. デザインとカラー

子ども部屋のインテリアに合わせたデザインとカラーを選びましょう。可愛らしいキャラクター柄や、落ち着いた単色など、様々なデザインがあります。部屋の雰囲気や子どもの好みを考慮して選びましょう。

4. サイズと枚数

事前に測った畳数と、余裕分を考慮して、必要な枚数を計算します。マットのサイズも様々なので、部屋の寸法と照らし合わせて適切なサイズを選びましょう。

5. 価格

価格も重要な要素です。品質と価格のバランスを考慮して、予算に合ったマットを選びましょう。安価なマットは、耐久性が低い場合があるので注意が必要です。

専門家からのアドバイス：インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの視点から、ジョイントマット選びについてアドバイスします。

「ジョイントマットは、子ども部屋の安全性を高めるだけでなく、インテリアの一部としても重要な役割を果たします。そのため、単に機能性だけでなく、デザイン性にも注目することが大切です。部屋全体のカラーバランスや、家具との調和を考慮して、マットの色や柄を選ぶことで、より魅力的な空間を演出できます。また、成長に合わせてマットを交換することも視野に入れて、長く使える素材やデザインを選ぶのも良いでしょう。」

失敗しないためのチェックリスト

ジョイントマット選びを成功させるために、以下のチェックリストをご活用ください。

• 部屋の寸法を正確に測ったか？
• 畳数を正確に計算したか？
• 余裕分を考慮した枚数を計算したか？
• 子どもの安全性を考慮した厚さのマットを選んだか？
• 素材、デザイン、カラーが部屋の雰囲気に合っているか？
• 予算に合ったマットを選んだか？

これらのポイントを踏まえることで、お子様にとって安全で快適な、そして素敵な子ども部屋を実現できるでしょう。