天井断熱リフォーム:高性能グラスウール16k(100mm)の施工方法と結露対策

天井断熱(リフォーム)のグラスウールの種類と固定方法 今まで断熱材が入ってなかった部屋の天井上に、リフォームの際に 高性能グラスウール(16k,厚み100mm)を敷く予定です。当方Ⅲ~Ⅳ地域です。 気密シートで部屋を覆うのが、理想的だと思いますが、壁を解体できない 部屋があり、気密シートは断念しました。 天井のみに気密シートを敷き、結露防止や気密性向上になるなら、 考え直しますが、長年、断熱材のない通気性のいい住宅だったので 結露の心配をした事がありませんでした。 【気密シートを使用しない天井断熱の場合】 (1)耳付き袋入りGWと耳なし袋入りGWと裸のGWどれが良いですか? (2)天井断熱の場合、高性能GW(16k,100mm)は敷くだけ (タッカー留めしない) でOKですか? (3)もし、固定が必要ならどのようにして留めるのでしょうか? なお、壁内は耳付き袋入りGWで充填し、タッカー留めします。補足固定は不要でしたか。 また、グラスウールのブローイングは、専門業者でないと無理でしょう? (そもそも工務店に設備がない) 確かに、隙間ができなくて良いかもしれませんが、グラスウールの下に 気密シートを敷かないと、結露の問題があるとネットに書いてあります。 今回は気密シートは断念して、やはり袋入りGWの防湿層を結露対策に して、隙間無く敷き詰める方法しかありませんか?

高性能グラスウール(16k,100mm)を用いた天井断熱リフォーム

Ⅲ~Ⅳ地域において、既存住宅の天井に高性能グラスウール(16k、厚み100mm)による断熱リフォームを行う場合、気密シートの施工が難しい状況での最適なグラスウールの種類、施工方法、そして結露対策について解説します。

グラスウールの種類選定:耳付き、耳なし、裸の比較

(1)耳付き袋入りGWと耳なし袋入りGWと裸のGWどれが良いですか?

天井断熱において、気密シートを使用しない場合、耳付き袋入りグラスウールが最もおすすめです。

耳付き袋入りグラスウールのメリット

* 施工性が高い:袋の耳の部分を隣り合うグラスウールと繋ぎ合わせることで、隙間なく敷き詰めることができます。これは、特に天井のような広い面積を施工する際に重要です。
* 防湿性能が高い:袋がグラスウールを覆うことで、湿気からグラスウールを守り、結露リスクを低減します。
* ホルムアルデヒド放散量が少ない:多くの製品が、ホルムアルデヒド放散量が少ないF☆☆☆☆規格を満たしています。健康面への配慮もできます。

耳なし袋入りグラスウールと裸グラスウールのデメリット

耳なし袋入りグラスウールは、施工時に隙間ができやすく、断熱性能の低下や結露リスクを高める可能性があります。裸グラスウールは、さらに施工性が悪く、チクチクする繊維が肌に触れるため、作業性も悪いです。

グラスウールの固定方法

(2)天井断熱の場合、高性能GW(16k,100mm)は敷くだけ (タッカー留めしない) でOKですか?(3)もし、固定が必要ならどのようにして留めるのでしょうか?

敷き詰めるだけで大丈夫?

天井断熱の場合、100mm厚の高性能グラスウールを敷き詰めるだけで済むケースもありますが、必ずしも大丈夫とは限りません。 天井の形状や下地の状態によっては、グラスウールがずれたり、隙間が生じたりする可能性があります。特に、天井裏に梁や配管などがある場合は、隙間ができやすく、断熱性能が低下する可能性があります。

固定が必要な場合の施工方法

固定が必要な場合は、以下の方法が考えられます。

* 木製の留め枠を使用する:天井の周囲に木製の枠を取り付け、グラスウールをその枠内に収める方法です。
* 専用の留め具を使用する:グラスウールを直接天井に留めるための専用の留め具があります。ただし、天井材によっては使用できない場合があります。
* 軽量の断熱材専用接着剤を使用する:グラスウールを天井に接着する方法もあります。ただし、接着剤の種類によっては、グラスウールの性能に影響を与える可能性があるため、注意が必要です。

重要なのは、隙間なく敷き詰めることです。 固定方法を検討する際には、天井の構造や状態を良く確認し、適切な方法を選択することが重要です。

結露対策と防湿層

確かに、隙間ができなくて良いかもしれませんが、グラスウールの下に 気密シートを敷かないと、結露の問題があるとネットに書いてあります。 今回は気密シートは断念して、やはり袋入りGWの防湿層を結露対策に して、隙間無く敷き詰める方法しかありませんか?

気密シートを施工できない場合でも、結露対策は可能です。耳付き袋入りグラスウールを使用することで、ある程度の防湿効果が期待できます。 しかし、より確実な結露対策を行うためには、以下の点に注意しましょう。

* 換気を十分に行う:湿気がこもらないように、窓を開けるなどして換気を十分に行いましょう。
* 調湿効果のある建材を使用する:珪藻土などの調湿効果のある建材を使用することで、室内の湿度を調整することができます。
* 定期的な点検を行う:天井に結露が発生していないか、定期的に点検を行いましょう。

専門業者への依頼

グラスウールのブローイング工法は、専門業者に依頼することをお勧めします。専門業者は、適切な機器と技術を持っており、より効率的で高品質な施工が可能です。

まとめ

気密シートを使用しない天井断熱においては、耳付き袋入りグラスウールを使用し、隙間なく丁寧に施工することが重要です。 必要に応じて、グラスウールを固定する方法を検討し、換気や調湿など、総合的な結露対策を行うことで、快適な室内環境を維持することができます。 断熱リフォームは、専門家のアドバイスを受けることが重要です。不安な点があれば、工務店や専門業者に相談することをお勧めします。

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