外に出していた猫を部屋飼いにすることは可能？我が家ではきょうだいの猫3匹（♂1、♀2）を飼って一年、元野良、去勢＆避妊済です。皆日中は外に出して、夜は家にいさせています。元々外には出さないつもりが、不注意で出てそれからは強請られると出してしまう状態です。今度家を引っ越すことになり、そこはいまより車の通りも多くなります。これを機に猫たちを部屋飼いにしたいと思っています。部屋飼いにするとストレスで病気になることもあるようで心配です。外に出していた猫を部屋飼いにするために、慣らしていく方法・用意すべきものなど…注意点を教えてください。ちなみにトイレは二個あり、3匹とも使っています。リードで散歩をさせる方も多いようですが、猫が複数の場合はどうすればいいですか？回答お待ちしてます。補足飼い出した時に、子猫だったので猫たちの年齢もほぼ一歳になります。回答よろしくお願いします。
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外猫から室内猫への切り替え：ストレス軽減のための準備
長年屋外で生活していた猫を室内飼育に切り替えることは、猫にとっても飼い主にとっても大きな変化です。特に、3匹の猫を同時に室内飼育に移行する場合は、十分な準備と時間をかけることが重要です。ストレスによる病気のリスクを最小限に抑え、スムーズな移行を実現するために、以下の点に注意しましょう。
1. 室内環境の整備：猫にとって快適な空間を創出
猫が安心して過ごせるよう、安全で快適な室内環境を整えることが、ストレス軽減の第一歩です。
- 安全な空間の確保：猫が自由に動き回れるスペースを確保し、高い場所（キャットタワーなど）を用意して、安全で落ち着ける場所を提供しましょう。窓際も猫は大好きです。外が見えることで、以前の生活とのギャップを小さくすることができます。
- トイレの設置：猫の数に対して十分な数のトイレ（今回は3匹なので、最低でも3つ）を、それぞれが落ち着いて使える場所に設置しましょう。トイレの種類や砂の種類も、猫の好みによって変えてみるのも良いでしょう。場所を変えずに、砂の種類だけ変えるなど、段階的に変えていくと安心です。
- 爪とぎの設置：猫が自由に爪とぎできる場所を複数用意しましょう。壁や家具を傷つけないように、適切な爪とぎを用意することで、ストレス軽減に繋がります。様々な素材の爪とぎを用意し、猫の好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
- 遊び場と休息場所の確保：猫が自由に遊べるおもちゃや、十分な休息場所（ベッドやハンモックなど）を用意しましょう。様々な種類の猫のおもちゃを用意し、飽きさせないように工夫しましょう。
- 隠れ家の設置：猫は隠れ家を持つことで安心感を覚えます。ダンボール箱や猫用ハウスなどを用意して、猫が自由に隠れることができる場所を作りましょう。隠れ家は複数用意すると、猫同士の距離を調整するのに役立ちます。
2. 室内への慣らし方：段階的なアプローチが重要
いきなり室内に閉じ込めるのではなく、段階的に室内生活に慣れさせることが大切です。
- 最初は短時間から：最初は数時間だけ室内に入れて、徐々に時間を延ばしていきましょう。最初は、安全な部屋に限定して、徐々に家全体に慣れていくようにします。
- フェロモン製品の活用：猫用フェロモン製品（Feliwayなど）を使用することで、猫の安心感を高めることができます。特に、新しい環境に慣れる際に効果的です。
- 遊びを通して慣れさせる：猫がお気に入りの場所を見つけ、室内で安全に過ごせるように、おもちゃを使って遊び、室内での時間を楽しく過ごせるように工夫しましょう。おやつを隠したり、レーザーポインターで遊んだりするのも効果的です。
- ストレスサインに注意：猫が過剰に鳴いたり、食欲不振になったり、トイレ以外で排泄したりするなどのストレスサインが見られた場合は、室内での時間を短くしたり、隠れ家を増やすなど、環境を調整しましょう。獣医への相談も検討しましょう。
3. 多頭飼育の注意点：猫同士の関係性を考慮
3匹の猫を同時に室内飼育に移行する際には、猫同士の関係性に注意が必要です。
- 個々の性格や関係性を把握：猫同士の相性や、それぞれの性格を把握し、ストレスを最小限に抑えるように配慮しましょう。例えば、ケンカしやすい猫同士は、最初は別々の部屋で過ごさせるなど工夫が必要です。
- 資源の確保：トイレ、餌場、水飲み場、爪とぎなど、猫が使用する資源は、猫の数より多く用意しましょう。競争を減らし、ストレスを軽減します。
- 観察と調整：猫たちの様子を注意深く観察し、必要に応じて環境を調整しましょう。例えば、ケンカが多い場合は、隠れ家を増やす、遊べるスペースを広げるなどの工夫が必要です。
4. リード散歩について：多頭飼育での注意点
複数の猫を同時にリード散歩させるのは、非常に困難です。猫は個体差が大きく、リードを嫌がる猫もいます。無理強いすると、猫に大きなストレスを与えてしまう可能性があります。
- 個別に慣らす：もしリード散歩をさせたい場合は、まず1匹ずつ、室内でリードに慣れさせることから始めましょう。無理強いせず、猫のペースに合わせて進めることが大切です。
- 安全確保：散歩させる場合は、安全な場所を選び、猫が逃げ出さないように注意しましょう。ハーネスは、脱げにくいものを選びましょう。
- 複数同時散歩は避ける：複数の猫を同時に散歩させるのは、非常に難易度が高く、危険が伴います。それぞれの猫の性格や行動を考慮し、安全に配慮して散歩を行うようにしましょう。
専門家のアドバイス：獣医への相談
室内飼育への移行は、猫にとって大きなストレスとなる可能性があります。不安な場合は、獣医に相談し、適切なアドバイスを受けることをお勧めします。獣医は、猫の健康状態を把握し、具体的なアドバイスや、必要であれば薬物療法などを提案してくれます。
まとめ：時間と愛情を注いで、新しい生活を成功させましょう
外猫から室内猫への切り替えは、時間と愛情を必要とするプロセスです。焦らず、猫のペースに合わせて、段階的に進めていきましょう。室内環境を整え、猫が安心して過ごせるように配慮することで、ストレスを軽減し、幸せな室内生活を実現できるはずです。 猫たちの様子を常に観察し、変化があればすぐに対応することで、スムーズな移行をサポートできます。
