増築時の建築確認申請手数料と諸費用:10坪増築の費用例

増築の場合の建築確認申請手数料は? 床面積約10坪の部屋を、母屋と棟続きで増築する場合、確認申請の手数料は母屋の総床面積との合計で決まるのですか? 母家の総床面積が50坪なら、確認申請の手数料はいくら位かかりますか? ちなみに、構造計算は母屋と増築部屋の両方、行うようです。補足建築士に設計と構造計算と建築確認申請をお願いします。 増築部と母屋の総床面積(60坪=198m2)に対し、確認申請手数料がかかるのですね? さらにパソコンで立派な立面図を作成してるので、設計料を請求されますよね? わずか10坪増築で、母屋の構造計算が必要だと知った時は正直驚きました。 完了検査まで設計士もしくは工務店に支払う手数料は、最悪の場合およそいくら位かかりますか? ある県の例で概算計算していただけないでしょうか?

建築確認申請手数料について

増築工事を行う場合、その規模に関わらず建築確認申請が必要となります。そして、申請手数料は建築物の延床面積(母屋と増築部分の合計)に基づいて算出されます。そのため、母屋の総床面積が50坪で、10坪の増築を行う場合、確認申請手数料は60坪(198㎡)を基準に計算されます。

具体的な金額は、都道府県によって異なります。例えば、ある県の例として、建築確認申請手数料は㎡あたり数百円~数千円と幅があります。60坪(約198㎡)の場合、手数料は数万円から数十万円になる可能性があります。正確な金額を知るためには、お住まいの地域の建築指導課などに問い合わせるか、設計士に確認することをお勧めします。

建築確認申請手数料の算出例(例:〇〇県)

あくまで例として、〇〇県の場合を想定してみましょう。仮に㎡あたり500円の申請手数料だとすると、198㎡ × 500円/㎡ = 99,000円となります。しかし、これはあくまで目安であり、実際の手数料は、建築物の種類や構造、申請内容によって変動します。

設計料について

パソコンで作成された立派な立面図があるということは、設計士が設計図を作成し、構造計算も行っていることを示唆しています。そのため、設計料は当然請求されます。設計料は、建築面積や設計の複雑さ、設計士の経験などによって大きく変動します。一般的には、建築面積の割合で計算されることが多く、建築費の5~10%程度が目安とされています。10坪の増築の場合でも、母屋の構造計算が必要なため、設計料は予想以上に高くなる可能性があります。

設計料の算出例

仮に、増築工事の費用が100万円だったとすると、設計料は100万円 × 5%~10% = 5万円~10万円となります。しかし、これはあくまで目安です。設計士と事前に詳細な見積もりを取り交わし、内容をしっかり確認することが重要です。

構造計算について

10坪の増築でも母屋の構造計算が必要となるのは、増築によって母屋の構造に影響を与える可能性があるためです。増築によって母屋の耐震性や強度が低下する可能性がある場合、母屋全体の構造計算が必要となる場合があります。これは安全性を確保するための重要な手続きです。

完了検査手数料について

完了検査は、建築物が建築基準法に適合しているかを確認するための検査です。完了検査手数料は、検査機関によって異なりますが、数万円程度が目安です。

その他諸費用

建築確認申請手数料、設計料、完了検査手数料以外にも、以下のような費用がかかります。

  • 申請書類作成費用:設計士に依頼する場合、申請書類の作成費用が発生します。
  • 地盤調査費用:地盤の強度を確認するための費用です。
  • 工事保険費用:工事中に発生する事故や災害に備えるための保険費用です。
  • その他雑費:印紙代、郵送料など。

費用を抑えるためのポイント

増築にかかる費用を抑えるためには、以下の点を考慮しましょう。

  • 設計図の簡素化:複雑なデザインは費用増加につながります。シンプルなデザインにすることで費用を抑えることができます。
  • 材料の選定:高価な材料ではなく、コストパフォーマンスの良い材料を選ぶことで費用を抑えることができます。ただし、品質にも配慮しましょう。
  • 業者選び:複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、費用を抑えることができます。
  • DIY:できる範囲でDIYを行うことで、人件費を抑えることができます。

専門家への相談

増築工事は、専門家の知識と経験が必要となる複雑な作業です。費用や手続きに関する不明な点があれば、建築士や工務店に相談することをお勧めします。彼らは、あなたの状況に合わせた最適なプランを提案し、費用についても明確に説明してくれます。

まとめ

10坪の増築であっても、建築確認申請手数料、設計料、完了検査手数料など、様々な費用が発生します。正確な費用を知るためには、お住まいの地域の建築指導課や設計士に相談し、詳細な見積もりを作成してもらうことが重要です。費用を抑えるためには、設計図の簡素化、材料の選定、業者選びなどを慎重に行いましょう。

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