吹き抜けリビングの照明問題解決!暗すぎるLDKを明るくする3つの方法

建築、電気工事に詳しい方、お願いいたします。部屋の照明が暗い。設計事務所にデザインを依頼し、工務店で建てた新築一戸建てです。一階の天井板が2回の床板を兼ねています。(梁などがむき出しで、天井裏というものがありません。)1階は20畳ほどのLDK+和室で、LDKの上は吹き抜けになっています。1階も2階も南はすべて下から上までの大きいガラス窓になっていて、昼間はとても明るいのですが、夜間の照明が暗いため、改善したいです。2階(吹き抜けの上)、2階の個室等は天井埋め込み式の電球(おそらく蛍光灯型電球です)で、個室の明るさは特に不満ありませんが、1階の照明が、天井がないため、シーリングライトのようなものがつけられず困っています。1階は西から東まで、鉄パイプがつけてあって、そこに無印良品のクリップライトをキッチンに2個(蛍光灯電球)、ダイニングに1個(白熱灯)、リビングに1個(白熱灯)をつけています。(キッチンとダイニングとリビングは1部屋で仕切りはありません)パイプの下のライトが当たる部分しか明るくなくパイプから外れたところはとても暗く、小さなものを落としても全くみえません。(設計の段階でクリップライトをつけるつもりで設計してもらいました。こちらの設計事務所はこのような吹き抜け+クリップライトのデザインが多く、住宅雑誌で見てこちらも了解したものです)キッチンは白熱灯ではとても暗く、作業しにくいため、白い蛍光灯電球にしていますが、家族が赤い白熱灯の柔らかい光が好きなため、そのほかは白熱灯です。2階天井の埋め込み式電気をつけて、1階のクリップライトをつけてもあまり明るくなく、リビング部分は上がワークスペースになっており、天井板(2階の床板兼)があるため、2階の光はとどきませんこのように天井裏がない場合は、シーリングライトはつけられないでしょうか?つける場合は、当然配線などがむき出してしまいますか?補足キッチンは蛍光灯電球2個で明るいため、満足です。ダイニングと特にリビング部分を何とかしたいです。

天井裏がない吹き抜けLDKの照明問題:解決策3選

天井裏がない吹き抜けリビングは、照明計画が難しい反面、開放感あふれる魅力的な空間です。しかし、質問者様のように、夜間の暗さに悩まれている方も多いのではないでしょうか。シーリングライトが取り付けられないという制約の中でも、快適な明るさを実現する方法はあります。ここでは、3つの具体的な解決策を提案します。

1.ペンダントライトと間接照明の組み合わせ

天井裏がない場合でも、シーリングライトに代わる選択肢としてペンダントライトがおすすめです。天井に直接取り付けられない場合は、アイアンレールワイヤーなどを用いて、梁や構造材から吊り下げる方法があります。配線は多少露出しますが、デザインの一部として捉えることで、スタイリッシュな空間を演出できます。

さらに、ペンダントライトだけでは届かない部分の明るさを補うために、間接照明を組み合わせることをお勧めします。例えば、

  • 間接照明:壁や床に光を反射させることで、柔らかな光を広範囲に届けることができます。ダウンライトや間接照明用のLEDテープライトなどを活用しましょう。コーナーに設置することで、影を減らし、空間全体を明るく見せる効果があります。
  • フロアスタンド:ソファの横に置くフロアスタンドは、読書灯としても役立ち、落ち着いた雰囲気を演出します。オレンジ色のシェードを選べば、温かみのある空間になります。
  • テーブルランプ:ダイニングテーブルやサイドテーブルに置くテーブルランプは、空間のアクセントにもなります。光の色温度や明るさを調整できるものを選ぶと便利です。

ペンダントライトと間接照明を組み合わせることで、明るさと雰囲気の両立を実現できます。オレンジ色のペンダントライトと暖色系の間接照明を組み合わせれば、温かみのあるリラックスできる空間を演出できます。

2.レールライトシステムの導入

天井に直接取り付けられない場合でも、レールライトシステムは有効な手段です。レールを天井や壁に沿って設置し、スポットライトやペンダントライトを自由に配置できるため、光の向きや明るさを調整できます。

  • 柔軟な配置:必要な場所に光を集中させることができます。リビングのソファエリア、ダイニングテーブルの上など、それぞれの用途に合わせて最適な明るさを確保できます。
  • デザイン性の高さ:レール自体もデザインの一部として楽しめるため、インテリアに合わせたスタイリッシュなものを選ぶことができます。シンプルでモダンなデザインから、アンティーク調のものまで、様々な選択肢があります。
  • 拡張性:将来的に照明を追加したい場合にも、簡単にレールにライトを追加できます。

レールライトシステムは、自由度の高い照明計画を可能にします。ただし、配線は露出することになりますので、配線の見栄えにも配慮した設計が必要です。

3.既存のクリップライトの見直しと追加

現在使用されている無印良品のクリップライトを有効活用しながら、照明環境を改善する方法も検討できます。

  • 電球の種類を見直す:白熱電球よりも明るさが高く、消費電力も少ないLED電球に交換することで、より効率的に明るさを確保できます。色温度も調整可能ですので、家族の好みに合わせて選べます。
  • クリップライトの数を増やす:現在のクリップライトだけでは明るさが足りない場合は、追加で設置することで明るさを補えます。キッチン同様に、ダイニングやリビングにも蛍光灯タイプのLED電球を使用することで、作業効率も向上します。
  • 光の向きを工夫する:クリップライトの向きを調整することで、光を効率的に利用できます。壁や天井に反射させることで、より広い範囲を明るくできます。
  • シェードの活用:クリップライトにシェードを取り付けることで、光の拡散を調整できます。直接的な光を和らげ、より柔らかな光にすることができます。オレンジ色のシェードは、温かみのある空間を演出するのに最適です。

既存のクリップライトを有効活用することで、コストを抑えながら照明環境を改善できます。ただし、クリップライトだけでは、十分な明るさを確保できない可能性があるため、他の方法と併用することを検討しましょう。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

吹き抜けのある住宅は、照明計画が重要です。設計段階で照明の配置や明るさを十分に検討することが、快適な住空間を実現するために不可欠です。今回のケースのように、後から照明を追加する際には、配線工事が必要となる場合があり、費用や手間がかかります。

建築士の視点から、以下の点をアドバイスします。

* **設計段階での計画の重要性:** 照明計画は、建築設計と同時に行うことが理想です。照明器具のサイズ、位置、配線経路などを事前に検討することで、後々のトラブルを回避できます。
* **複数種類の照明器具の活用:** ペンダントライト、間接照明、スポットライトなど、複数の照明器具を組み合わせることで、空間全体をバランス良く照らすことができます。
* **光の色温度の調整:** 空間の用途や雰囲気に合わせて、光の色温度(ケルビン値)を調整しましょう。暖色系の光はリラックス効果があり、寒色系の光は集中力を高める効果があります。
* **専門家への相談:** 照明計画に不安がある場合は、照明デザイナーや建築士に相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、最適な照明計画を立てることができます。

まとめ

天井裏がない吹き抜けリビングでも、適切な照明計画によって快適な空間を実現できます。今回提案した3つの方法を参考に、ご自身のライフスタイルや好みに合った照明を選んでください。 既存のクリップライトを有効活用しつつ、ペンダントライトや間接照明、レールライトシステムなどを組み合わせることで、明るさとデザイン性を両立した、理想の空間を創り出しましょう。 それでも解決しない場合は、照明専門業者や建築士に相談することをお勧めします。

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