北向き和室の湿気対策!押し入れ収納とカビ予防の完全ガイド

湿気のある押し入れへの服の収納について。 部屋が北向きの和室で湿度が80%近くあります。 できる範囲で換気、除湿、殺菌掃除をしていますが、油断するとすぐにあらゆる場所にカビが生えます。 しかし、服の収納場所が押し入れしかありません。 押し入れの扉は常に開けていますが、部屋の空気そのものが湿気ていて、逆効果でしょうか。 現在はクローゼットのように、全ての服を裸のまま押し入れに吊しています。(エステーの除湿防止カビ剤を吊しています) 季節外の服は、プラスチック(予算的に桐は無理です)衣装ケースに除湿剤と一緒に入れているほうが、裸のまま吊すしているよりマシでしょうか。の補足補足です。 除湿対策をしている間は、湿度60%以下になります。 が、経済的に一日中エアコンや換気扇を回し続けるわけにいかず、勤務中など(窓は2カ所あけてます)電源をOFFにして留守にして帰宅すると、 また湿度が70-80%に戻っています。

北向き和室の湿気問題:原因と対策

北向きの部屋は日当たりが悪く、湿気がこもりやすい傾向があります。湿度80%という環境は、カビの発生にとって非常に好条件です。換気や除湿、殺菌掃除をされているとのことですが、それでもカビが生えるということは、根本的な湿気対策が不足している可能性があります。 押し入れの扉を開け放つことは、空気の循環を促す点では有効ですが、部屋全体の湿度が高いと、押し入れ内も湿度が高くなってしまい、逆効果になる可能性があります。

湿気対策の基本:換気と除湿

まず、部屋全体の湿度管理を徹底しましょう。窓を2カ所開けて換気されているとのことですが、効果を高めるには以下の点に注意が必要です。

  • 換気時間:朝と夕方の2回だけでなく、こまめな換気を心がけましょう。特に湿度が高い時間帯は、積極的に換気を行うことが重要です。天気の良い日は、窓を全開にして、風通しをよくしましょう。
  • 換気方法:窓を2カ所開けるだけでなく、できれば対角線上に窓を開けることで、より効果的な換気ができます。また、換気扇を使用すれば、さらに効果的です。
  • 除湿機:エアコンだけでは不十分な場合は、除湿機を併用しましょう。コンプレッサー式とデシカント式の2種類があり、それぞれに特徴があります。コンプレッサー式は消費電力が大きいが除湿能力が高い一方、デシカント式は消費電力が小さいが除湿能力は低い傾向があります。部屋の広さや湿度に合わせて適切な機種を選びましょう。
  • 除湿剤:押し入れだけでなく、部屋全体に除湿剤を置くことで、効果を高めることができます。ただし、除湿剤はあくまで補助的な役割なので、換気や除湿機と併用することが重要です。

押し入れ内の収納方法:プラスチック衣装ケースと吊るす収納の比較

現在、季節外の衣類をプラスチック衣装ケースに収納されているとのことですが、これは有効な方法です。通気性の良い桐の衣装ケースが理想的ですが、予算の都合上プラスチック製を使用されているのであれば、以下の点に注意しましょう。

  • 通気性:プラスチック衣装ケースは密閉性が高いため、湿気がこもりやすいです。収納する前に、衣類を十分に乾燥させ、防虫剤や除湿剤と一緒に収納しましょう。定期的に衣装ケースを開けて、中の空気を入れ替えましょう。
  • 防カビ剤:衣装ケース内に防カビ剤を入れることは有効です。ただし、防カビ剤の効果は限定的なので、他の対策と併用することが重要です。
  • 吊るす収納:通気性を考慮すると、吊るす収納の方が、衣装ケースに収納するよりも優れています。ただし、湿気が高い環境では、吊るした状態でもカビが生える可能性があります。定期的に衣類の状態をチェックし、必要に応じて乾燥させましょう。

専門家(インテリアコーディネーター)のアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から、いくつかアドバイスをさせていただきます。

まず、湿気対策は、部屋全体の環境改善が不可欠です。押し入れだけに対策を施しても、根本的な解決にはなりません。 換気と除湿を徹底し、湿度を常に60%以下に保つことを目指しましょう。

次に、収納方法の見直しも検討しましょう。 押し入れの構造によっては、湿気がこもりやすい場合があります。 例えば、押し入れの背面に湿気が溜まりやすい場合は、背面に吸湿シートなどを貼ることで、効果が期待できます。

また、衣類の素材にも注意しましょう。 綿や麻などの天然素材は吸湿性が高いので、カビが生えやすいです。 化繊の衣類は、カビが生えにくい傾向があります。 季節外の衣類は、通気性の良いカバーに入れて収納すると良いでしょう。

さらに、定期的な清掃も重要です。 押し入れだけでなく、部屋全体を定期的に清掃し、カビの発生を防ぎましょう。 掃除機や雑巾で埃を取り除き、必要に応じて殺菌効果のある洗剤を使用しましょう。

具体的な改善策とチェックリスト

上記のアドバイスを踏まえ、具体的な改善策とチェックリストを作成しました。

具体的な改善策

1. **換気計画の策定:** 毎日の換気時間を決め、朝・昼・夕の3回以上、最低でも15分以上窓を開けて換気する。
2. **除湿機の導入:** エアコンと併用し、湿度を60%以下に保つ。デシカント式除湿機は、梅雨時期などの高湿度環境でも効果を発揮します。
3. **押し入れ内の整理整頓:** 通気性を良くするため、衣類を詰め込みすぎない。
4. **吸湿シートの活用:** 押し入れの壁や床に吸湿シートを貼る。
5. **防カビ剤の定期交換:** 効果が薄れる前に交換する。
6. **衣類の定期的な点検:** カビが生えていないか、定期的にチェックする。
7. **衣類の乾燥:** 収納前に衣類を十分に乾燥させる。
8. **定期的な清掃:** 押し入れと部屋全体を定期的に清掃する。

チェックリスト

□ 毎日の換気時間を決めたか
□ 除湿機を導入したか
□ 押し入れ内の衣類を整理整頓したか
□ 吸湿シートを貼ったか
□ 防カビ剤を交換したか
□ 衣類を定期的に点検しているか
□ 収納前に衣類を乾燥させているか
□ 定期的に清掃しているか

これらの対策を継続的に行うことで、北向き和室の湿気問題を改善し、カビの発生を防ぐことができます。

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