北と西の窓、日当たりと間取り計画:方角と快適な住まいづくり

間取りを計画中です。北と西についてお尋ねします。方角と日当たりについてお尋ねします。周りは住宅が近接していない敷地に家を建てようと計画しております。計画に当たって思い起こすと、実家は東と南にひらけていて、西と北はふたをしているような間取りでした。長方形で南面にひらけていました。玄関は東にあり、さわやかに学校なり仕事なりにでかけて、南に洗濯物をほしたり布団を干したり。という生活でした。母が。でも、夜がくるのが早いというか、小学生ごろの感覚では、春先や秋口など夕方5時6時だから…もう夕方…という感じの生活サイクルでした。社会人になって家に夕方にいることも少なく、夜というのは10時や11時になれば夜。ですが。今、家を建てるにあたって、小学生ころのことも思い出しながら考えるのは、もう5時6時だから夕方だ~暗くなってきたし~という小学生でありましたが、時にはその時間でも塾やなんかに行くとまだ夜ではない、と気づくということでした。つまり、東はさわやかな朝を迎えることはできても、当然暗くなるのが早いわけですよね。西向きの家に住んでいる友達の家は夕方いつまでも明るくて、私には新鮮でした。実家は古い家だったので徹底的に西日対策をとった住宅だったのかもしれません。昔はエアコンがなかったからでしょうか。西日というものはきついものですか。窓も小さくとるべきですか。体感したことがないので、ハウスメーカーに提案されても半信半疑です。南に全面ひらけた実家でしたが、南…いいことばっかりではなかったように思います。今住んでいる部屋も南にむいていますが、夏の日差しは強いし。十分まぶしい。南に大きな窓がついていますが、人目があるので結局全面カーテンしていますし。西というのは忌避すべきですか。西にリビングを配置するのはおかしいでしょうか。

方角と日当たり:それぞれのメリット・デメリット

ご実家の間取りや、ご友人宅との比較を通して、方角と日当たりに対するご不安、そして理想の住まい像が見えてきました。東向きの爽やかな朝、南向きの明るさ、西向きの夕焼け、それぞれに魅力と課題があります。北側は、日当たりは期待できませんが、夏は涼しく冬は暖房効率が良いというメリットがあります。では、それぞれのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

南向きのメリットとデメリット

メリット:

* 一日のうち最も日射量が多いので、明るく暖かい空間が実現します。
* 日中は自然光を最大限に活用でき、電気代の節約にも繋がります。
* 植物の育成にも適しています。

デメリット:

* 夏の直射日光は暑すぎるため、遮光対策が必須となります。ブラインドやカーテン、庇(ひさし)などを検討しましょう。
* プライバシーの確保が難しい場合があります。カーテンや植栽などで工夫が必要です。
* 日射熱による室温上昇を防ぐため、断熱性能の高い窓を選ぶことが重要です。

西向きのメリットとデメリット

メリット:

* 夕方まで日差しが差し込むため、明るいリビングが実現します。
* 日没後の時間帯も、自然光を享受できます。
* 西日が気になる場合は、適切な窓のサイズや遮光対策で快適性を保てます。

デメリット:

* 夏の西日は非常に強く、室温上昇が激しいです。断熱性能の高い窓、遮熱フィルム、外付けブラインドなどの対策が必要です。
* 夕方以降も室温が高いため、冷房が必要となる場合があります。

北向きのメリットとデメリット

メリット:

* 直射日光が当たらないため、夏は涼しく、冬は暖房効率が良いです。
* プライバシーを比較的確保しやすいです。

デメリット:

* 日照時間が短いため、部屋が暗くなりがちです。明るい色の壁や床材、間接照明などを活用しましょう。
* 植物の育成には工夫が必要です。

東向きのメリットとデメリット

メリット:

* 朝日によって爽やかな一日を始められます。
* 夏は比較的涼しく過ごせます。

デメリット:

* 日差しが短時間であるため、日中の明るさが不足しがちです。

西側にリビングを配置することの是非

西側にリビングを配置することは、決して「おかしい」ことではありません。むしろ、適切な対策を行うことで、快適なリビング空間を実現できます。

西日対策のポイント

* 窓のサイズと位置: 大きな窓は避け、窓のサイズを小さくしたり、高窓にすることで西日の影響を軽減できます。
* 日よけ: 外付けブラインド、庇(ひさし)、オーニングなどを設置することで、効果的に日差しを遮ることができます。
* 断熱性能の高い窓: 高性能なLow-Eガラスを採用することで、熱の侵入を防ぎます。
* 遮熱カーテン: 西日が強い時間帯は遮熱カーテンを閉めることで、室温上昇を抑えられます。
* 植栽: 落葉樹を植えることで、夏は日差しを遮り、冬は日差しを取り込むことができます。

西日対策事例:快適な西向きリビングを実現

ある住宅では、リビングの西側に大きな窓を設けながらも、外付けブラインドと遮熱カーテンを組み合わせることで、西日の影響を最小限に抑え、明るく開放的なリビングを実現しています。さらに、窓の前に大きな植栽を配置することで、プライバシーの確保と景観の向上も図っています。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、方角だけで間取りを決めるのは適切ではありません。ご家族の生活スタイル、ライフサイクル、プライバシーへの配慮などを総合的に考慮する必要があります。例えば、小さなお子さんや高齢者がいるご家庭では、安全面や使い勝手を優先した間取りが求められます。

間取り計画における重要なポイント

* 家族構成と生活スタイル: 家族構成や生活スタイルに合わせた間取りを設計することが大切です。
* 採光と通風: 自然光を効果的に取り入れ、通風を確保することで、快適な住まいを実現できます。
* プライバシー: 窓の位置やサイズ、植栽などを考慮して、プライバシーを確保しましょう。
* 断熱性能: 断熱性能の高い建材を使用することで、省エネルギーで快適な住まいを実現できます。
* 収納スペース: 十分な収納スペースを確保することで、スッキリとした住まいを実現できます。

まとめ:理想の住まいを実現するために

西向きリビングは、適切な対策を行うことで、快適な空間になります。ハウスメーカーの提案を鵜呑みにするのではなく、ご自身の生活スタイルや好みを反映させ、専門家と相談しながら、理想の間取りを計画しましょう。 日当たりだけでなく、風通し、プライバシー、家族の動線など、様々な要素を考慮することが大切です。 「いろのくに」では、様々なインテリアのアイデアや、色を使った空間演出のヒントを提供しています。ぜひ、サイトを参考に、あなたにとって最適な住まいづくりを実現してください。

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