先住猫と仔猫のケンカ?じゃれあい?見分け方と仲良くさせるための具体的なステップ

先住猫と5日前にきた新入りとが、追いかけっこをしたりパンチをし合います。猫同士が仲良しで遊んでいるのか、そうではないのはどこで区別したらいいのでしょう?新米飼い主で判断がつきません。1歳のメス猫がいます。5日ぐらい前に2ヶ月ぐらいのオスの仔猫を拾って飼い始めました。仔猫は普段は別の部屋で隔離していますが、先住猫は対面するとなんとなく鼻をつけたり、仔猫のにおいをかいだりするのですが、なにしろ臆病なので、仔猫に追いかけられると逃げながらも、パンチをしたり反撃でのしかかって首を噛んだりします。その時は引き離してしまうのですが、すぐまた腰を低くして一気に追いかけっこです。まだ5日ですので、仔猫に怪我をさせてもいけないと思ってまた隔離しますが、そうするとお互いドアごしにみゃーみゃー泣いています。この状態は、ここでみなさんがおっしゃるように、「じゃれている程度」でもう少し長く一緒にいさせても大丈夫な状態なのでしょうか?

猫同士の遊びとケンカの見分け方:サインを見極める

猫同士の交流は、一見すると私たち人間には区別がつきにくい場合があります。激しい追いかけっこや、パンチ、噛みつきといった行動は、遊びなのかケンカなのか、判断に迷うところです。しかし、いくつかのサインに注目することで、猫たちの気持ちを理解し、適切な対応をとることができます。

遊びとケンカを見分けるポイント

  • 遊び:猫たちは、遊びの最中にリラックスした姿勢をとることが多いです。尻尾が軽く揺れていたり、遊び相手を軽く叩いたり、じゃれたりする程度です。逃げる猫も楽しそうに逃げ、追いかける猫も遊び半分といった様子です。また、遊びは比較的短時間で終わる傾向があります。一方、ケンカの場合は、緊張した姿勢耳が後ろに倒れている尻尾がふさふさしている唸り声威嚇といったサインが見られます。猫同士が真剣に噛みつき相手を傷つけようとする行動もケンカのサインです。さらに、ケンカは長時間続くことが多く、猫たちが疲れてしまうまで続きます。
  • ボディランゲージ:猫の体の向き尻尾の状態耳の向き瞳孔の大きさなどに注目しましょう。遊びの時は、リラックスした姿勢で、尻尾は軽く揺れ、耳は自然な位置にあります。一方、ケンカの時は、体を低く構え、耳は後ろに倒れ、尻尾はふさふさとした状態になります。瞳孔も大きくなり、緊張している様子がわかります。
  • 鳴き声:遊びの時の鳴き声は、軽い鳴き声ゴロゴロという喉を鳴らす音など、比較的穏やかなものです。一方、ケンカの時は、威嚇するような鳴き声怒鳴り声シャーという音など、攻撃的な鳴き声が聞こえてきます。
  • 噛みつき方:遊びの時の噛みつきは、軽く噛む程度で、相手を傷つけるような強い噛みつきではないことが多いです。一方、ケンカの時の噛みつきは、強く噛みつき相手を傷つける可能性が高いです。猫が強く噛み付いた後、すぐに離れない場合は、ケンカの可能性が高いです。

先住猫と仔猫の同居:段階的なアプローチが重要

5日間の同居期間では、まだ先住猫と仔猫が完全に仲良くなるには早すぎます。特に、先住猫が臆病な性格であることから、仔猫との接触には慎重なアプローチが必要です。

段階的な同居ステップ

  • フェロモン製品の活用:フェリウェイなどの猫用フェロモン製品を、それぞれの部屋に設置することで、猫たちの緊張を和らげ、リラックスした環境を作ることができます。専門家によると、フェロモン製品は、猫同士のストレス軽減に効果的であるとされています。
  • 匂いの交換:それぞれの猫のタオルやベッドなどを交換し、お互いの匂いを嗅ぎ合わせることで、徐々に相手の存在に慣れていくことができます。この段階では、直接の接触は避け、匂いを介して徐々に慣れさせることが重要です。
  • 短い時間での接触:最初は、数分間だけ、それぞれの猫を安全な距離で観察させます。安全なケージベビーゲートなどを利用し、直接の接触を避けながら、お互いの存在を確認させましょう。この間、猫たちの様子を注意深く観察し、緊張や威嚇のサインが見られた場合は、すぐに隔離します。
  • 遊びの導入:猫たちが落ち着いてきたら、おもちゃを使って遊ぶことで、お互いの関心を遊びに向け、ポジティブな交流を促すことができます。猫じゃらしボールなど、猫が楽しめるおもちゃを選びましょう。この時、先住猫が仔猫に攻撃的にならないように注意し、必要に応じてすぐに介入します。
  • 徐々に接触時間を延長:猫たちが落ち着いて遊び始めたら、徐々に接触時間を延長していきます。しかし、猫たちの様子を常に観察し、緊張や威嚇のサインが見られた場合は、すぐに接触を中断します。無理強いはせず、猫たちのペースに合わせて進めることが重要です。

専門家のアドバイス:獣医や猫行動コンサルタントに相談を

猫同士の同居は、予想以上に難しい場合があります。もし、猫たちの様子に不安を感じたり、ケンカがエスカレートするようであれば、獣医猫行動コンサルタントに相談することをお勧めします。専門家は、猫たちの行動を分析し、適切なアドバイスや解決策を提供してくれます。

まとめ:根気と愛情で猫たちの幸せな同居を実現しよう

先住猫と仔猫の同居は、時間と根気が必要なプロセスです。猫たちのペースを尊重し、段階的に進めていくことで、最終的には仲の良い関係を築くことができます。焦らず、猫たちを優しく見守りながら、幸せな同居を実現させましょう。

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