二重窓リフォームで結露対策!アルミサッシからのリフォームで効果はある?

二重窓リフォームについて伺います。今ある窓がアルミ枠なのですが、家窓に樹脂の物などを設置したとしても、外がアルミなので、結露はしてしまうのでしょうか?施工された事のあるかたがいましたら、アドバイスなどお願いします。

この記事では、アルミサッシの外窓に樹脂製の内窓を取り付ける二重窓リフォームにおける結露問題について解説します。結露は、窓の断熱性能が低いことが原因で起こるため、リフォームによる効果を最大限に引き出すためのポイントを詳しくご紹介します。

二重窓リフォームと結露の関係性

結露は、室内の暖かい湿った空気が、冷たい窓ガラスに触れて冷やされ、水滴となる現象です。アルミサッシは熱伝導率が高いため、外気温の影響を受けやすく、窓ガラスの温度が低くなりやすい傾向があります。そのため、アルミサッシの窓では結露が発生しやすいのです。二重窓リフォームは、既存のアルミサッシの内側に新しい窓(内窓)を取り付けることで、窓の断熱性能を向上させる工法です。内窓には、樹脂製サッシや木製サッシが用いられることが多く、これらはアルミサッシに比べて熱伝導率が低いため、結露の発生を抑える効果が期待できます。

外窓がアルミサッシでも結露軽減効果は期待できる!

ご質問にあるように、「外窓がアルミサッシのままでも、内窓を樹脂製にすることで結露は軽減されますか?」という疑問は多くの方が抱くところです。結論から言うと、軽減効果は期待できます。ただし、完全に結露がなくなるわけではありません。外窓のアルミサッシは、依然として熱を伝えやすいため、内窓による断熱効果だけでは完全に結露を防ぎきれないケースもあります。

効果の程度は、内窓の種類、施工方法、気密性、そして外気温や室内の湿度など、様々な要因に影響されます。しかし、適切な内窓を選定し、丁寧な施工を行うことで、結露の発生頻度や量を大幅に減らすことが可能です。

結露軽減のためのポイント

1. 高性能な内窓を選ぶ

内窓を選ぶ際には、断熱性能の高さが重要です。Low-Eガラスを採用した内窓は、ガラスの表面に特殊なコーティングを施すことで、赤外線(熱)の透過率を低く抑え、断熱効果を高めます。また、アルゴンガスを封入したガラスも、断熱効果を高めるのに役立ちます。さらに、樹脂サッシはアルミサッシに比べて熱伝導率が低いため、結露対策には最適です。

2. 適切な施工が重要

内窓の施工は、専門業者に依頼することが重要です。適切な施工が行われないと、隙間から冷気が入り込み、結露が発生しやすくなります。気密性の高い施工を心掛け、隙間を完全に塞ぐことが大切です。施工業者を選ぶ際には、実績や評判などをよく調べて、信頼できる業者を選びましょう。

3. 室内の湿度管理

結露は、室内の湿度が高いと発生しやすくなります。換気をこまめに行い、室内の湿度を適切に管理することも重要です。特に、浴室やキッチンなどの水蒸気が発生しやすい場所では、換気をしっかり行いましょう。除湿機を使用するのも効果的です。

4. カーテンの活用

厚手のカーテンを使用することで、窓からの熱の逃げを抑制し、結露の発生を抑える効果が期待できます。断熱効果の高いカーテンを選ぶことがポイントです。夜間はカーテンを閉めて、窓ガラスの温度低下を防ぎましょう。

専門家の意見

建築士の田中先生に、二重窓リフォームにおける結露対策について伺いました。

「アルミサッシの外窓に樹脂製の内窓を取り付ける二重窓リフォームは、結露対策に非常に効果的です。しかし、内窓の性能や施工の精度によって効果は大きく異なります。高性能なLow-Eガラスやアルゴンガス入りのガラスを採用し、気密性の高い施工を行うことが重要です。また、室内の湿度管理も忘れずに行いましょう。」

事例紹介

東京都にお住まいの山田さんは、築20年のマンションのアルミサッシの窓に、樹脂製の二重窓を取り付けました。以前は、冬になると窓ガラスにびっしりと結露が発生していましたが、リフォーム後は結露が大幅に減少したそうです。「以前は、結露で窓枠が腐ってしまわないか心配でしたが、今はその心配もなくなりました。快適に過ごせるようになりました。」と、山田さんは語っています。

まとめ

アルミサッシの外窓に樹脂製の内窓を取り付ける二重窓リフォームは、結露対策に効果的です。高性能な内窓を選び、適切な施工を行うことで、結露の発生を大幅に軽減できます。さらに、室内の湿度管理やカーテンの活用なども効果的です。快適な住環境を実現するためにも、専門業者に相談し、最適なリフォームプランを検討することをお勧めします。

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