事故物件の死臭対策:徹底的な消臭と費用負担について

初めまして。今度、「追い焚き可能なお風呂の中で、おじいさんが2~3日煮えていた」という事故物件に転居します。まだ内見が済んでないので、死臭がどれほどの強さかも分かりませんが、管理会社さん曰わく、「風呂場(ステンレス製)は結構キツい。部屋中(6畳のアパートです)にも少し匂う。」とのことです。そこで、質問なのですが、①臭いが強烈だった場合、管理会社さんもしくは大家さんに、風呂桶の交換をお願いすることは出来ますか?②それが無理でも、再度、特殊清掃業者さんを呼んで消臭して下さいとお願いすることは可能ですか?③①②の費用はいくらくらいで、誰が払うことになるのでしょうか?④自力でなるべく早く死臭を消す方法はありますか?ご存知の方、どうぞご教授下さいませ ( ̄人 ̄)補足ご回答を頂いて、ありがとうございます。先ほど仲介会社の方が、「入居前に通常の清掃作業はする。死臭もそれで消えるから問題ないはず。」と仰いました。死臭ってそんなに簡単に消せるんでしょうか…?

事故物件の死臭問題:現実的な対応策

ご心配されている通り、通常の清掃では死臭が完全に消えるとは限りません。特に、ご説明にあるような状況では、専門業者による特殊清掃が不可欠となる可能性が高いです。以下、ご質問にお答えしていきます。

① 風呂桶の交換は可能か?

臭いの程度によっては、風呂桶の交換を依頼することは可能です。ただし、これは必ずしも認められるとは限りません。 賃貸借契約の内容、建物の状況、臭いの程度など、様々な要素が判断基準となります。 管理会社や大家さんは、修繕義務を負っていますが、それは「通常の使用による損耗」の場合が主です。今回のケースは、特殊な状況であり、交換費用が非常に高額になる可能性も考慮する必要があります。交渉の際には、「居住に支障をきたすレベルの臭気」であることを明確に伝え、証拠となる写真や動画を提示することが重要です。

② 特殊清掃業者の再依頼は可能か?

特殊清掃業者の再依頼は、可能性が高いです。 特に、入居前に通常の清掃で臭いが除去できなかった場合は、管理会社や大家さんにも責任があると言えるでしょう。 しかし、これも交渉次第です。「入居前に臭気除去が不十分であった」ことを明確に伝え、業者に見積もりを取ってもらい、その費用を交渉材料にするのが効果的です。 この際、「健康被害」に繋がる可能性も示唆すると、より真剣に受け止めてもらえるでしょう。

③ 費用と負担者

費用は、風呂桶の交換であれば数十万円から、特殊清掃であれば数万円から数十万円と、作業内容や規模によって大きく異なります。 負担者は、契約内容や状況によって異なります。 通常、通常の清掃は家主負担、特殊清掃は家主負担または借主負担となるケースが多いですが、「告知義務違反」や「瑕疵担保責任」の観点から、家主が全額負担する可能性もあります。 契約書をよく確認し、必要であれば弁護士に相談しましょう。

④ 自力での消臭対策

残念ながら、ご自身で完全に死臭を除去することは非常に困難です。 しかし、入居前にできる限りの対策を行うことで、臭いを軽減することは可能です。以下に具体的な方法を示します。

効果的な消臭方法

  • 換気:窓を開け放ち、常に空気を入れ替えることが最も重要です。サーキュレーターなどを活用して、空気の循環を促進しましょう。
  • 消臭剤:市販の強力な消臭剤(業務用レベルのものが効果的)を使用します。特に、オゾン発生器は効果が高いとされていますが、使用には注意が必要です。(長時間使用すると、人体に悪影響を及ぼす可能性があります。)
  • 脱臭剤:消臭剤と異なり、臭いの元を分解する脱臭剤も効果的です。活性炭や光触媒を利用した製品がおすすめです。
  • 空気清浄機:高性能な空気清浄機を導入し、24時間稼働させることで、空気中の臭いを除去する効果が期待できます。HEPAフィルター搭載のものがおすすめです。
  • 拭き掃除:壁や床、家具などを丁寧に拭き掃除します。中性洗剤を使用し、しっかりと乾燥させましょう。
  • 重曹:重曹は優れた消臭効果があります。重曹水をスプレーボトルに入れて吹きかけ、乾燥させると効果的です。特に、排水口や換気扇など、臭いがこもりやすい箇所に使用しましょう。
  • 備長炭:備長炭は、優れた吸着力を持つため、臭いを吸着する効果があります。部屋に置いておくことで、消臭効果が期待できます。

専門家の視点:特殊清掃の重要性

特殊清掃業者は、単に掃除をするだけでなく、臭いの原因となる物質を徹底的に除去する専門知識と技術を持っています。 高圧洗浄機や特殊な薬剤を使用し、目に見えない菌やウイルス、臭いの元を完全に除去します。 ご自身で消臭を試みるよりも、専門業者に依頼する方が、より効果的で安全です。 特に、今回のケースのように、死臭が強い場合は、専門業者に依頼することを強くお勧めします。

仲介会社の発言について

仲介会社の方が「通常の清掃作業で死臭は消える」と言われたとのことですが、これは非常に楽観的な見方です。 死臭は、通常の清掃では除去できないことがほとんどです。 この発言を鵜呑みにせず、ご自身でしっかりと調査し、必要であれば専門業者に相談することをお勧めします。

まとめ

事故物件への入居は、様々なリスクを伴います。 今回のケースでは、死臭問題が大きな課題となる可能性が高いです。 管理会社や大家さんとの交渉、そして専門業者への依頼を検討し、安全で快適な住環境を確保するために、積極的に行動を起こすことが重要です。 ご自身の健康と安全を第一に考え、適切な判断をしてください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)