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中古マンション見学:持ち物とマナー
中古マンションの見学は、将来の住まいを決める重要なステップです。物件の状況を正確に把握し、快適な住生活を送れるか確認するためには、綿密なチェックが不可欠です。しかし、見学時のマナーを心得ていないと、売主さんや不動産会社に悪い印象を与えてしまう可能性があります。
メジャーや方位磁石の使用について
HPで方位磁石やメジャーを持参すると書かれていたとのことですが、いきなりメジャーでカーテンの長さや部屋の広さを測るのは、控えるべきです。 売主さんが在宅している場合、プライバシーを侵害しているように感じさせる可能性があります。 事前に「寸法を測らせていただいてもよろしいでしょうか?」と丁寧に許可を得ることが大切です。クローゼットの広さも同様です。 売主さんに「クローゼットの奥行きや収納量を確認したいのですが、よろしいでしょうか?」と尋ね、許可を得てから計測しましょう。
具体的な確認方法と質問のポイント
見学では、以下の点をチェックすることをお勧めします。
- 日当たり:写真では確認しづらい時間帯の日当たりを確認しましょう。窓を開けて風通しや眺望も確認します。
- 騒音:道路や近隣からの騒音レベルを確認します。時間帯を変えて確認するとより正確な判断ができます。
- 設備:キッチン、浴室、トイレなどの設備の老朽化や機能性をチェックします。水圧や排水状況も確認しましょう。
- 収納:クローゼットや収納スペースの広さ、使い勝手を確認します。収納家具の配置シミュレーションもしておくと良いでしょう。
- 建物の状態:壁や床、天井の傷や汚れ、湿気などをチェックします。専門家に見てもらうのも有効です。
- 共用部分:廊下や階段、エレベーターなどの状態を確認します。管理状態の良し悪しが分かります。
ご近所環境については、売主さんだけでなく、近隣住民へのさりげない聞き込みも有効です。 例えば、ゴミ出しの状況や、近隣住民の年齢層、騒音問題などについて、自然な会話の中で探るようにしましょう。ただし、プライバシーに配慮し、詮索するような態度は避けてください。
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売主さんへの質問と対応
売主さんは、都合の悪いことは言わない可能性があります。そのため、複数の質問を準備し、様々な角度から情報を引き出すことが重要です。
質問の例
* 修繕履歴について具体的に教えてください。(時期、内容、費用など)
* 近隣住民とのトラブルはありましたか?
* 管理組合の運営状況はどうですか?
* このマンションの売却理由は何ですか?
* 以前の居住者の情報について教えていただけますか?(家族構成、生活スタイルなど)
質問の仕方
質問する際は、「〜かどうか」ではなく「〜を教えてください」というように、肯定的な表現を使うと良いでしょう。また、一度に多くの質問をせず、一つずつ丁寧に質問し、回答をメモしておきましょう。
手土産について
手土産は、必ずしも必要ではありません。 しかし、気持ちを表すという意味で、軽いお菓子や飲み物を持参するのも良いでしょう。高価なものではなく、気持ちのこもった品を選ぶことが大切です。
専門家への相談
中古マンション購入は高額な買い物です。不安な点があれば、不動産会社や住宅ローンアドバイザー、建築士などの専門家に相談しましょう。 彼らは、物件の価値やリスクを客観的に判断し、適切なアドバイスをしてくれます。
まとめ
中古マンションの見学は、慎重に進めることが重要です。マナーを守り、しっかりと物件の状態を確認し、専門家の意見も参考にしながら、納得のいく物件選びをしてください。