リビングのパキラの葉につく謎の粘着物質!原因と対策を徹底解説

観葉植物の葉についている虫についての質問です。リビングに160cmのパキラを置いています。冬ということもあり部屋を閉め切っているこも多いこともあり葉が元気がありません。しかも葉には透明な少しねばねばした丸い玉状のようなもがあちこちについてしまっています。何かの虫でしょうが?病気でしょうか?見つけたら取るようにはしていますが最近は数も多くなり葉が少なくなってきています。新芽もでてきているので早く原因を調べ新芽には被害がおよばないようにしたいのですが。対策を教えてください。

パキラの葉につく粘着物質の原因とは?

160cmもある立派なパキラをリビングに飾っていらっしゃるんですね。冬場の閉め切った部屋で葉が元気がなく、透明な粘着物質が付着しているとのこと。心配ですね。これは、カイガラムシの可能性が高いです。特に、綿状カイガラムシコナカイガラムシなどが該当します。これらのカイガラムシは、植物の汁を吸って生育し、その排泄物が粘着性の甘露(honeydew)として葉に付着します。甘露はベタベタしており、黒くすすけたカビ(すす病)を誘発することもあります。

また、可能性としては低いですが、アブラムシも考えられます。アブラムシも植物の汁を吸いますが、カイガラムシほど大量の甘露を分泌することはありません。

カイガラムシの特徴

* 綿状カイガラムシ:白い綿状の分泌物で覆われているのが特徴。
* コナカイガラムシ:白い粉をまぶしたような見た目で、小さいので見つけにくい。
* 動きが遅い:カイガラムシは動きが非常に遅いので、葉に付着したままになっていることが多いです。

パキラの弱った葉と新芽を守るための具体的な対策

まずは、現状の確認と、早期の対処が重要です。

1. 徹底的な観察と確認

* 虫の種類の特定:葉の裏表を注意深く観察し、虫の種類を特定しましょう。ルーペを使うとより詳しく確認できます。写真に撮って、植物専門の園芸店やインターネットで検索してみるのも有効です。
* 被害の程度確認:葉の被害の程度、虫の数の多さを確認します。

2. 物理的な除去

* 綿棒や歯ブラシ:小さい虫であれば、綿棒や歯ブラシなどで丁寧に除去できます。粘着物質も一緒に拭き取ってください。
* 水で洗い流す:シャワーで優しく洗い流すのも効果的です。ただし、強い水圧は植物にダメージを与える可能性があるので注意が必要です。

3. 薬剤による駆除

物理的な除去だけでは不十分な場合は、薬剤を使用しましょう。

* 市販の殺虫剤:ホームセンターなどで販売されている、カイガラムシに効果のある殺虫剤を使用します。使用前に必ず使用方法をよく読んで、指示通りに使用しましょう。
* スプレー式殺虫剤:葉の裏側にもしっかり薬剤がかかるようにスプレーしましょう。
* 浸透移行性殺虫剤:植物の体内に薬剤が吸収され、虫を内部から駆除するタイプもあります。効果が持続する反面、植物への負担も大きいため、状況に応じて使い分けましょう。

4. 環境改善

* 通風:冬場でも、定期的に窓を開けて換気を行い、風通しをよくしましょう。カイガラムシは湿った環境を好みます。
* 日光:パキラは日当たりの良い場所を好みます。しかし、冬場の直射日光は葉焼けを起こす可能性があるので、レースカーテン越しに日光を当てるようにしましょう。
* 湿度:乾燥した環境はカイガラムシの発生を助長する可能性があります。加湿器を使用したり、霧吹きで葉に水を吹きかけたりするのも効果的です。ただし、過湿はカビの発生につながるので注意が必要です。

5. 予防策

* 定期的なチェック:定期的に葉の状態をチェックし、早期に虫を発見できるようにしましょう。
* 新しい植物の隔離:新しい植物を導入する際は、しばらくの間隔離して、虫の持ち込みを防ぎましょう。
* 清潔な環境:植物の周りのゴミや汚れをこまめに掃除しましょう。

専門家からのアドバイス

園芸のプロであるAさんは次のようにアドバイスしています。「カイガラムシの駆除は、早期発見と継続的なケアが重要です。一度発生すると、完全に駆除するまで時間がかかる場合があります。そのため、定期的なチェックと予防策を怠らないことが大切です。また、薬剤を使用する際は、植物への影響を考慮し、適切な薬剤を選択することが重要です。どうしても不安な場合は、専門の業者に相談してみるのも良いでしょう。」

まとめ:パキラの健康を維持するために

パキラの葉につく粘着物質は、カイガラムシなどの害虫が原因である可能性が高いです。早期発見と適切な対策によって、パキラの健康を守り、美しい葉を保ちましょう。物理的な除去、薬剤の使用、そして環境改善を組み合わせることで、効果的に駆除することができます。それでも改善が見られない場合は、専門家への相談も検討してみてください。

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