メーターモジュールと畳数の関係:5.5帖の子供部屋、将来も快適?

メーターモジュールで5.5帖だと実際は4.5帖の広さなのですか?それとも5.5帖分の広さはあるのですか?因みに3m×3mです。子供部屋なんですが将来狭くないでしょうか?

メーターモジュールと畳数の違い

まず、ご質問にある「メーターモジュール」について解説します。メーターモジュールとは、住宅の設計寸法をメートル単位で統一するシステムです。従来の尺モジュール(尺貫法に基づく)と異なり、壁の中心線の間隔をメートル単位で設定することで、設計や施工の効率化を図ります。

しかし、このメーターモジュールと畳数の関係は、必ずしも一致しません。畳数は、畳の寸法(一般的には約90cm×180cm)に基づいて計算されます。一方、メーターモジュールはメートル単位で計算されるため、畳数と実際の面積にズレが生じる場合があります。

ご質問の3m×3mの部屋は、9㎡の面積になります。畳1枚の面積は約1.62㎡なので、9㎡ ÷ 1.62㎡/枚 ≒ 5.56枚となります。これは、約5.5帖に相当します。つまり、3m×3mの部屋は、メーターモジュールを採用していても、約5.5帖分の広さがあります。

5.5帖の子供部屋、将来の広さについて

5.5帖の子供部屋が将来狭いかどうかは、お子さんの年齢や成長、部屋の使い方によって大きく異なります。

小さなお子さん(幼児~小学校低学年)の場合

この年齢であれば、ベッド、机、収納など、最低限の家具を配置しても十分な広さがあります。遊びスペースも確保できるでしょう。

成長期のお子さん(小学校高学年~中学生)の場合

学習机、ベッド、収納に加え、趣味のスペースなども必要になります。5.5帖では少し狭く感じる可能性があります。この場合は、収納を工夫したり、ベッドをロフトベッドにしたりすることで空間を有効活用する必要があります。

高校生以上の場合

さらに広いスペースが必要になります。5.5帖では、学習スペースと休憩スペースを確保するのが難しいかもしれません。この場合は、部屋の模様替えや、他の部屋との共有など、工夫が必要になります。

子供部屋を広く見せる工夫

5.5帖の子供部屋を広く見せるためのインテリアの工夫をご紹介します。

色の効果

壁の色は、明るい色を選ぶことで空間を広く見せる効果があります。ベージュ、アイボリー、淡いグリーンなどはおすすめです。逆に、濃い色は圧迫感を与えてしまうため、避けましょう。

家具の選び方

* コンパクトな家具を選ぶ:省スペース設計の家具を選ぶことで、床面積を広く確保できます。
* 多機能家具を活用する:ベッド下収納付きのベッドや、机と収納が一体になった家具など、多機能家具はスペースを有効活用できます。
* 壁面収納を取り入れる:壁面に棚や収納を設置することで、床面積を広く保ち、すっきりとした印象になります。
* 透明感のある家具を選ぶ:ガラスやアクリル製の家具は、圧迫感を軽減し、空間を広く見せる効果があります。

照明の工夫

* 間接照明を取り入れる:間接照明は、空間を広く見せる効果があります。
* 明るい色の照明器具を選ぶ:照明器具の色も、空間の印象に影響を与えます。明るい色の照明器具を選ぶことで、空間を明るく、広く見せることができます。

収納の工夫

* 収納スペースを最大限に活用する:クローゼットや棚などを有効活用し、不要なものを収納することで、部屋を広く見せることができます。
* 目隠し収納を取り入れる:収納ボックスやカーテンなどを活用して、散らかりやすいものを隠すことで、部屋をすっきりとした印象にすることができます。

専門家の視点:インテリアコーディネーターのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から、5.5帖の子供部屋を快適に過ごすためのアドバイスをいくつか紹介します。

「5.5帖の子供部屋は、適切な家具選びと空間設計で、十分快適に過ごせる空間になります。まず、お子さんの年齢やライフスタイルを考慮し、必要な家具をリストアップしましょう。次に、家具の配置をシミュレーションし、動線を確保することが重要です。壁面収納やロフトベッドなどを活用することで、収納スペースを確保し、床面積を広く確保できます。さらに、明るい色調のインテリアや適切な照明を選ぶことで、空間を広く、明るく、そして快適な雰囲気にすることができます。」

まとめ

メーターモジュールで設計された3m×3mの部屋は、約5.5帖の広さがあります。将来の広さについては、お子さんの年齢や成長、ライフスタイルによって異なりますが、適切な家具選びや空間デザイン、収納術を工夫することで、快適な子供部屋を実現できます。この記事で紹介したアドバイスを参考に、お子さんの成長に合わせた最適な空間づくりを目指してください。

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