犬のしつけについて。 犬種はﾐﾆﾋﾟﾝ(１歳３ヶ月♀)です。 ①叱ると手を噛む。 吠えた時や、甘噛みをした時に口を片手で包むようにして『NO！』と怒ると、たまに逆ギレして歯を剥いて噛んできます。 ②主人の実家同居していて、家には母屋と離れがあり、私達夫婦は離れを部屋にしています。 食事とお風呂などは母屋へ移動します。 食事･お風呂･外出などで長時間夫婦揃って部屋から居なくなると『ｷｬﾝｷｬﾝ』鳴いたり『ﾜｳｫ－ﾝ』と遠吠えするんです。 吠えた時、最初の頃はバレない様にそ－っと部屋に近づき、外から小窓を『ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ！』と叩けば泣き止んでました。 それが最近は、慣れて来たのか小窓を叩いても一瞬泣き止むだけで、また再開します。 ③長時間夫婦揃って部屋を空けるとトイレを分解してぐちゃぐちゃにして待ってる事が多い。(部屋を出る時はﾊｳｽに入れて行く) ④トイレを分解して待っていた時はﾊｳｽの中で叱るからか、『ﾊｳｽ』と言っても従いません。 頭では解っているのか、耳をなくして目の前でもじもじしてます。 この４つをどうにかしたいです。 いろんな方法を試したんですが、効果がなく諦めていました。 でも、このままじゃいけないと思い、質問させていただきました。 回答よろしくお願いいたします。
Contents
ミニチュアピンシャーのしつけに関する４つの問題と解決策
ミニチュアピンシャー(ミニピン)は、知性が高く活発な犬種です。そのため、適切なしつけが重要になります。質問者様のお悩みは、①叱ると噛む、②留守番中の鳴き声と遠吠え、③留守番中のトイレ破壊、④ハウスへの拒否反応、の４点ですね。それぞれについて、具体的な解決策を提案します。
①叱ると手を噛む問題：恐怖とストレスからの行動
叱る行為が、犬にとって恐怖やストレスになっている可能性が高いです。 口を包むようにして叱る行為は、ミニピンにとって脅威に感じられるかもしれません。犬は人間のように言葉の意味を理解できません。「NO!」という言葉だけでは、何が悪いのか理解できません。
改善策：
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- 叱るのではなく、無視する： 噛んだり、吠えたりした時は、一切反応せず、静かにその場を離れましょう。注意を払うことで、犬は自分の行動が効果的だと学習してしまいます。
- ポジティブな強化： 良い行動をした時は、すぐに褒めてご褒美を与えましょう。おやつや撫でるなど、犬が喜ぶ方法で褒めることが重要です。良い行動を繰り返すことで、悪い行動は自然と減っていきます。
- 噛み癖の根本原因を探る： 遊びの最中なのか、恐怖心からなのか、状況によって噛む原因は異なります。噛む行動の前にどのような状況があるのかを記録し、原因を特定しましょう。例えば、遊びが過剰になっている、恐怖を感じているなど。
- 専門家の相談： しつけに自信がない、改善が見られない場合は、動物行動学の専門家や訓練士に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、犬の性格や行動パターンに合わせた適切なしつけ方法を学ぶことができます。
②留守番中の鳴き声と遠吠え：分離不安の可能性
長時間留守番させることで、分離不安になっている可能性があります。 最初は小窓を叩くことで泣き止んでいたのは、あなたの存在が安心材料になっていたからでしょう。しかし、それが効果が薄れてきたのは、犬があなたの行動パターンを学習し、効果がないと判断したためです。
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改善策：
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- 徐々に慣れさせる： 最初は短時間だけ留守番をさせ、徐々に時間を延ばしていくことで、犬に留守番に慣れてもらいます。最初は数分間だけ家を出て、徐々に時間を長くしていきましょう。帰ってきた時は、興奮せずに落ち着いて接しましょう。
- 安心できる環境を作る： 犬が安心して過ごせるように、ハウスやベッドを用意し、お気に入りのオモチャやタオルなどを置いてあげましょう。フェロモン系の製品も効果的です。また、留守番中はラジオやテレビを付けっぱなしにするのも良いでしょう。
- 留守番前に十分な運動： 留守番前に十分な運動をさせることで、犬のエネルギーを発散させ、落ち着いて留守番できるようにします。散歩やドッグランなどで十分に遊ばせてあげましょう。
- サークルを使用： ハウスが嫌なようであれば、サークルを使用してみましょう。サークル内は安全な空間として認識させることで、安心感を与えられます。
③留守番中のトイレ破壊：ストレスと注意不足
トイレ破壊は、ストレスや不安、あるいは注意不足が原因の可能性があります。 長時間一人でいることへのストレスや、あなたの注意を引こうとする行動かもしれません。
改善策：
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- トイレの場所を見直す： トイレの場所が犬にとって落ち着かない場所になっている可能性があります。落ち着ける場所にトイレを移動してみましょう。
- トイレトレーニングの見直し： トイレトレーニングが不十分な可能性があります。再度、トイレトレーニングを行いましょう。褒めて強化する方法を取り入れると効果的です。
- ストレス軽減： 留守番中のストレスを軽減するために、上記で述べた対策（安心できる環境、十分な運動など）を徹底しましょう。
- 留守番グッズの活用： 知育玩具やロングタイプの噛むおもちゃなどを与えることで、留守番中の退屈さを解消し、破壊行動を防ぐことができます。
④ハウスへの拒否反応：ネガティブな経験
ハウスの中で叱られる経験が、ハウスへの拒否反応につながっている可能性があります。 ハウスを安全で安心できる場所として認識させることが重要です。
改善策：
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- ハウスを安全な場所に： ハウスの中に、犬のお気に入りのオモチャやタオルなどを入れ、快適な空間にしてあげましょう。おやつを与えたり、ハウスの中で一緒に過ごしたりすることで、ハウスへの良いイメージを植え付けましょう。
- ハウスに入ることを褒める： ハウスに入った時は、必ず褒めてご褒美を与えましょう。ハウスに入る行動を肯定的に強化することで、ハウスへの抵抗感を減らすことができます。
- 無理強いしない： ハウスに入ることを強制しないようにしましょう。犬が自主的にハウスに入ることを促すことが重要です。焦らず、ゆっくりと時間をかけてハウスに慣れていきましょう。
- ハウス以外の安全な場所： ハウスがどうしても嫌なようであれば、ハウス以外の安全な場所（サークルなど）を用意しましょう。
インテリアとの関連：犬が落ち着ける空間づくり
犬のしつけと同時に、犬が落ち着いて過ごせるインテリアも重要です。ベージュなどの落ち着いた色合いの家具や、犬が落ち着けるスペースを確保することで、ストレスを軽減することができます。例えば、犬用のベッドやクッションを配置したり、犬が自由に過ごせるスペースを作ったりすることで、犬の安心感を高めることができます。
