西向きと東向きの部屋、それぞれのメリット・デメリット

新築マンションの7階、西向きと東向きの部屋、どちらを選ぶか迷うのは当然です。どちらもメリット・デメリットがあり、ライフスタイルや好みによって最適な選択は変わってきます。 ここでは、日当たりや眺望、そして生活感に焦点を当てて、それぞれの特性を詳しく見ていきましょう。

西向きの部屋：メリット

• 夕日と夜景を楽しめる：西向きの部屋の一番の魅力は、何と言っても夕日と夜景です。特に高層階であれば、素晴らしい眺望が期待できます。質問者様のように、花火大会もベランダから楽しめるのは大きなメリットでしょう。オレンジ色の夕焼け空と、きらめく街の夜景は、日々の生活に彩りを与えてくれます。
• 日当たりが良い（午後）：西向きは、午後から夕方にかけて日差しがたっぷり差し込みます。日当たりが良い分、部屋が暖かく、冬場には暖房費の節約にも繋がります。明るい室内は、心理的な快適性も高めてくれます。
• 風通しが比較的良い：西側は風が吹き抜けることが多いので、風通しが良く、夏場の室温上昇を抑える効果も期待できます。ただし、強風の場合は注意が必要です。

西向きの部屋：デメリット

• 夏場の暑さ：西日は強烈なため、夏場は室温が上がりやすく、エアコンの使用頻度が高くなる可能性があります。断熱性能の高い窓や遮熱カーテンなどの対策が必須です。特に、高層階は直射日光を長時間受けるため、暑さ対策は入念に行いましょう。
• 日中の日差しが少ない：午前中は日差しがほとんど入らないため、部屋が暗く感じることがあります。明るさを確保するために、照明器具の工夫や明るい色のインテリアを選ぶことをおすすめします。南向きの部屋と比較すると、日中の明るさでは劣ります。
• 西日が家具に影響：西日の直射日光は、家具の色褪せや劣化を招く可能性があります。カーテンやブラインドなどで適切な日差し調整を行う必要があります。

東向きの部屋：メリット

• 朝の光が気持ちいい：東向きの部屋は、朝日に照らされて目覚めることができます。自然な光で目覚めることで、心身のリフレッシュに繋がり、健康的な生活を送る上で大きなメリットとなります。また、朝の光は、体内時計の調整にも役立ちます。
• 夏場の涼しさ：西日と比べて、東日は比較的穏やかです。そのため、夏場も西向きに比べて室温の上昇が緩やかで、エアコンの使用頻度を抑えられる可能性があります。
• 日中の日差しがある：午前中は日差しがたっぷり差し込み、部屋全体が明るく暖かくなります。日中、部屋で過ごすことが多い方にとっては、快適な環境と言えるでしょう。

東向きの部屋：デメリット

• 午後の日差しが少ない：午後になると日差しが少なくなり、部屋が暗くなる可能性があります。照明器具の工夫や、明るい色のインテリアを選ぶことで、この問題を軽減できます。
• 眺望が限られる場合が多い：質問者様のように、古い建物に囲まれている場合は眺望が限られてしまう可能性があります。景色を楽しむことが重要視される場合は、デメリットとなります。
• 冬場の寒さ：朝日は柔らかく、冬場は暖かさを感じにくい場合があります。暖房器具を適切に利用する必要があります。

どちらを選ぶべきか？専門家のアドバイス

インテリアコーディネーターの視点からアドバイスします。どちらが良いかは、個人のライフスタイルや優先順位によって大きく異なります。

• 夜景や夕日を重視する方：西向きがおすすめです。ただし、夏場の暑さ対策はしっかりと行いましょう。
• 朝の光と静かな環境を重視する方：東向きがおすすめです。眺望が気になる場合は、事前にしっかりと確認しましょう。
• 日中も明るい部屋が良い方：南向きの部屋が理想ですが、それが無い場合は、東向きの部屋の方が日中の明るさが確保しやすいです。

具体的な対策とインテリアの提案

どちらの部屋を選んだとしても、快適に暮らすための工夫は必要です。

西向き部屋の場合

* 断熱性能の高い窓：遮熱効果の高い窓ガラスを採用することで、夏場の暑さを軽減できます。
* 遮熱カーテン：厚手の遮光カーテンや遮熱カーテンを使用することで、西日の熱を遮断できます。
* ブラインド：ブラインドは、光の量を調整しやすく、プライバシーも守れます。
* 明るい色のインテリア：部屋を広く明るく見せる効果があります。オレンジ系のアクセントカラーを取り入れると、夕焼けの景色と調和したインテリアになります。
* エアコン：高性能なエアコンを設置し、適切な温度管理を行いましょう。

東向き部屋の場合

* 明るい色のインテリア：午前中の日差しを最大限に活かすため、明るい色の家具や壁の色を選ぶと効果的です。
* 間接照明：午後暗くなりがちな部屋を補うために、間接照明を取り入れると、落ち着いた雰囲気を演出できます。
* 観葉植物：緑を取り入れることで、部屋に活気と明るさを与えます。
* ミラー：ミラーを効果的に配置することで、光を反射させ、部屋を明るく見せることができます。

まとめ

西向きと東向き、どちらの部屋にもメリットとデメリットがあります。ライフスタイルや重視する点を明確にして、最適な選択をしてください。 今回ご紹介した対策やインテリアの提案を参考に、快適な住空間を創造してください。