マンションの6畳間で感じる広さの違い、その原因と解決策

部屋の広さについてです。マンションを見に行ったときに思ったのですが、「6畳」と明記されている部屋を見たときに、なんだか今住んでいるところより狭いと感じたのですが、同じ「6畳」でも広さが違うと言う事があるのでしょうか??

同じ「6畳」でも、部屋の広さが違って感じることはよくあることです。これは、単に畳の数だけでなく、様々な要因が影響しているためです。本記事では、マンションの6畳間で広さの違いを感じる原因を解説し、より広く感じるための具体的な解決策を提案します。さらに、インテリアの観点から、空間を広く見せるためのテクニックもご紹介します。

6畳間の広さの違いを生む要因

「6畳」という表記は、あくまで畳の枚数を示すもので、部屋全体の広さを正確に表しているわけではありません。実際には、以下の要因によって、同じ6畳間でも体感的な広さが大きく変わってきます。

  • 天井高:天井が高いほど、空間は広く感じられます。逆に、天井が低いと圧迫感を感じやすく、狭く感じてしまいます。マンションによっては、天井高に差がある場合があります。
  • 窓の大きさ・位置:大きな窓や、複数ある窓からは多くの光が差し込み、部屋全体が明るく開放的に感じられます。反対に、窓が小さく、光が差し込みにくい部屋は狭く感じてしまいます。窓の位置も重要で、窓から見える景色も空間の広がりを左右します。
  • 間取り・ドアの位置:ドアの位置や、部屋の形状によって、空間の広がり方が大きく変化します。例えば、ドアが壁の中央にあると、部屋の中央に視線が集中し、広く感じられますが、片隅にあると、空間が狭く感じられることがあります。また、廊下や他の部屋とのつながり方も影響します。
  • 家具の配置:家具の配置によっては、部屋が狭く感じられることがあります。大きな家具を多く配置したり、家具を壁に詰め込みすぎたりすると、圧迫感を与え、空間を狭く見せてしまいます。逆に、家具を適切に配置することで、空間を広く見せることができます。
  • 壁の色・素材:濃い色の壁は、部屋を狭く感じさせます。明るい色や、反射率の高い素材の壁は、空間を広く見せる効果があります。また、壁の材質も影響し、鏡面仕上げの壁は、空間の広がりを感じさせます。
  • 床の色・素材:床の色も空間の印象を大きく左右します。濃い色の床は、部屋を狭く感じさせ、明るい色の床は、部屋を広く感じさせます。素材も重要で、光沢のある床材は、空間を広く見せる効果があります。
  • 収納スペース:収納スペースが十分にあると、部屋がすっきりとした印象になり、広く感じられます。逆に、収納スペースが不足していると、物が散らかりやすく、狭く感じてしまいます。

6畳間を広く見せるためのインテリアテクニック

同じ6畳間でも、インテリアの工夫次第で、空間を広く見せることができます。以下に、具体的なテクニックをご紹介します。

1. 明るい色の壁と床を選ぶ

壁と床には、白やベージュ、アイボリーなどの明るい色を選びましょう。明るい色は光を反射するため、部屋全体を明るく、広く見せる効果があります。特に、ベージュは、落ち着いた雰囲気と広々とした空間を両立できる優れた色です。 ただし、白一色だと殺風景になりがちなので、アクセントとして他の色を取り入れることをおすすめします。

2. 家具は低く、コンパクトなものを選ぶ

背の高い家具は圧迫感を与え、部屋を狭く感じさせます。低く、コンパクトな家具を選ぶことで、空間を広く見せることができます。また、脚の高い家具を選ぶと、床面が見える分、空間が広く感じられます。

3. 鏡を活用する

鏡は、空間を広く見せる効果があります。壁に大きな鏡を設置したり、鏡面仕上げの家具を取り入れることで、部屋の奥行きを感じさせることができます。特に、玄関などに鏡を設置することで、空間の広がりを感じさせることができます。

4. 多機能家具を活用する

収納付きベッドや、ソファベッドなど、多機能家具を活用することで、省スペースを実現できます。収納スペースを確保することで、部屋をすっきりさせ、広く感じさせる効果があります。

5. 間接照明を取り入れる

間接照明は、部屋を柔らかく、広く見せる効果があります。ダウンライトや間接照明を効果的に配置することで、空間の奥行きを感じさせることができます。

6. 窓辺を有効活用する

窓辺には、カーテンやブラインドなどを工夫して、光を最大限に取り込みましょう。レースカーテンなど、透け感のある素材を選ぶと、より明るく、開放的な空間を作ることができます。

7. 視線を高くする

視線を高くすることで、空間の広がりを感じることができます。高い位置に絵画を飾ったり、天井近くに照明を設置したりすることで、視覚的に空間を広げることができます。

専門家の視点:空間デザインのポイント

インテリアコーディネーターの山田先生によると、「6畳間の広さを感じさせるには、空間の縦と横のバランスが重要です。天井高を活かしたレイアウトや、視線を誘導する工夫で、狭さを感じさせない空間を実現できます。また、色使いも重要で、明るい色を基調に、アクセントカラーを効果的に使うことで、洗練された空間を演出できます。」とのことです。

まとめ

6畳間の広さの違いは、畳の数だけでなく、天井高、窓、間取り、家具配置、色使いなど、様々な要因が複雑に絡み合っています。しかし、適切なインテリア選びと工夫によって、同じ6畳間でも、より広く、快適な空間を実現することができます。この記事で紹介したテクニックを参考に、あなたのお部屋を広く、そして素敵な空間に変えてみてはいかがでしょうか。

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