マンションの暑さ対策!エアコンなしで快適に過ごす方法

マンションの部屋が暑いのですが、何か対策法はありますか? 地方から都会に出てきてマンション暮らしを始めたのですが部屋の気温がとても高く、早くも限界に達しそうです。 もともと暑がりではなく、去年の夏もクーラーはほとんどつけずに窓を開けて扇風機を回すだけで十分でした。 昼間は外も暑いですがマンションは夜になっても昼間の暑さのままで、帰宅しても疲労が取れません。 夜ベランダに出てみると割と涼しいのに室内だけが異様に暑いです。 部屋は3階のワンルーム、南向きの窓が一つだけあるのですが、窓一つでは部屋の空気は入れ替えることができないので昼間の熱気が残ったままなんだと思います。 エアコンはあることにはあるのですが室外機の音が大きすぎて近所迷惑ですし、部屋の中にいるとテレビや音楽が聞こえないほどなので使っていません。 今できる精一杯の対策としては窓を全開にして扇風機で風をまわす程度で、何もしないよりは幾分マシですがこちらもたいして涼しくない上に外の騒音がうるさく快適からは程遠いです。 6月中旬まで周りの人は長袖ばかりだったので、まだまだ序の口なんだなとうすうす感じてはいましたが、このままでは夏が不安で仕方ありません。 暑いマンションでエアコンなしで夏を乗り切る方法を実践されている方がいましたら、教えていただけないでしょうか?

マンションの暑さの原因とエアコン以外の対策

都会のマンション、特に南向きの部屋は、日射による蓄熱が大きく、夜になっても気温が下がりにくい傾向があります。コンクリートの建物は熱を蓄えやすく、それが夜間に放熱されることで、室温が高くなるのです。窓が一つしかないワンルームの場合、空気の循環も悪くなり、熱気がこもりやすくなります。

エアコンを使わずに夏を乗り切るためには、以下の対策を組み合わせることが重要です。

1. 遮熱・断熱対策で室温上昇を防ぐ

窓からの日射を遮断することが最も重要です。

  • 遮光カーテンや遮熱カーテンの活用: 厚手の遮光カーテンや、さらに遮熱効果の高いカーテンは、日中の日射を効果的に遮断し、室温上昇を抑えます。生地の色は、明るい色を選ぶと反射率が高まり、より効果的です。ベージュのカーテンは、部屋の雰囲気を壊さず、効果的に遮熱できます。
  • 窓用フィルムの活用: 窓ガラスに貼るフィルムも効果的です。遮熱フィルムは、太陽光線の熱を反射・吸収し、室温の上昇を抑えます。種類も豊富なので、プライバシー保護やUVカット機能が付いたものを選ぶのも良いでしょう。
  • ブラインドやロールスクリーン: カーテンよりも手軽に調整でき、日射量を細かくコントロールできます。特に、アルミ素材のブラインドは遮熱効果が高いです。
  • ベランダへの日除け: ベランダにすだれやシェードを設置することで、窓への直射日光を軽減できます。

2. 室内空気の入れ替えと風通しを良くする

窓が一つしかない場合でも、工夫次第で効果的な換気は可能です。

  • 朝夕の窓全開換気: 昼間は暑さで効果がないため、朝と夕方の涼しい時間帯に窓を全開にして、部屋の空気を入れ替えます。風が通りやすいように、家具の配置にも気を配りましょう。
  • 扇風機の活用: 窓を開けて扇風機を回すことで、空気の循環を促し、室温を下げることができます。サーキュレーターと併用すると、より効果的です。窓から遠い場所に扇風機を置き、窓に向けて風を送ることで、より効果的に外気を取り込めます。
  • 換気扇の活用: キッチンや浴室の換気扇を回すと、部屋全体の空気を循環させることができます。ただし、外気温が高い場合は、効果が限定的です。

3. 熱を吸収・放出する素材の活用

家具や寝具にも工夫を凝らし、熱を吸収しにくい素材を選びましょう。

  • 天然素材の家具: 木製の家具は、化学繊維の家具に比べて、熱を吸収しにくく、涼しく感じられます。また、通気性も良いです。
  • 通気性の良い寝具: 寝具は、綿や麻などの天然素材のものがおすすめです。化学繊維の寝具は、熱がこもりやすいので避けた方が良いでしょう。
  • 床材の工夫: 床材が熱を吸収しやすい場合は、ラグやマットを敷くことで、足元の涼しさを確保できます。天然素材のラグや、通気性の良い素材を選ぶと効果的です。

4. その他の工夫

  • 室温を下げる工夫: 就寝前に窓を開けて換気し、寝具を冷やしてから寝る。 冷たくなったペットボトルを置いておく、など。
  • 身体を冷やす工夫: 冷たいタオルで首や脇を冷やす、シャワーを浴びる、など。
  • 生活習慣の見直し: 日中の活動時間を工夫し、最も暑い時間帯は室内で過ごす時間を短くする。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、マンションの暑さ対策は、建物の構造や設計にも大きく影響されます。南向きの窓からの日射を遮断するだけでなく、建物の断熱性能を高めることも重要です。

例えば、窓ガラスの種類を変える、外壁に断熱材を追加する、といったリフォームも効果的です。ただし、リフォームは費用がかかるため、まずは上記のような手軽な対策から始めることをお勧めします。

また、省エネ効果の高いエアコンの導入も検討する価値があります。室外機の音が気になる場合は、低騒音タイプのエアコンを選んだり、室外機の音を軽減するカバーを使用するのも有効です。

まとめ

エアコンなしでマンションの暑さを乗り切るためには、遮熱・断熱、換気、素材選びなど、複数の対策を組み合わせることが重要です。ご紹介した方法を実践し、快適な夏を過ごしてください。

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