マンションに羽アリが発生!原因と対策、不動産会社への相談方法

鉄筋コンクリートのマンションですが羽アリが急に部屋の中を飛び回るようになりました。引越してきて1ヶ月半くらい経つのですが、2週間前くらいから急に洋間に部屋に羽ありが出るようになりました。1日10匹は飛んでいると思います。網戸はしっかり閉めていますし、どこから入ってきているのか全く検討つきません。他の部屋には出ていません。(ただ単に、洋間は照明を付けて過している時間が一番長いからかもしれませんが)こういう場合はどこから入ってきている事が多いでしょうか?もし、白アリだとしたら、鉄筋コンクリート造りのマンションにも発生する可能性はあるのでしょうか?また、そうだったとしたら、不動産屋に言えば業者を手配して駆除してくれるのでしょうか?その際の費用は大家さん持ちなのでしょうか?皆様のお知恵をお貸しください。宜しくお願い致します。

羽アリ発生の原因究明:マンションでの侵入経路

マンション、特に鉄筋コンクリート造りの建物でも、羽アリの侵入は残念ながら珍しくありません。 網戸がしっかり閉まっているにも関わらず発生しているとのことですので、まずは侵入経路を特定することが重要です。 1日10匹もの羽アリが発生しているということは、巣が比較的近くに存在する可能性が高いです。

考えられる侵入経路

* 窓枠やサッシの隙間: いくら丁寧に閉めていても、窓枠とサッシの間に小さな隙間がある場合があります。 特に古いマンションでは、経年劣化による隙間が原因となっているケースも少なくありません。 拡大鏡などで丁寧に確認してみましょう。
* 配管の貫通部分: 給排水管やガス管などが壁や床を貫通している部分も、アリの侵入経路になり得ます。 これらの配管の周囲に隙間がないか、コーキング剤などで塞がれていないかを確認しましょう。
* 換気扇: 換気扇の排気口や吸気口から侵入する可能性もあります。 フィルターの交換や、隙間がないかを確認しましょう。 特に、換気扇の周囲に木材などのアリが好む素材があれば、注意が必要です。
* 外壁の亀裂: 建物の外壁に小さな亀裂がある場合、そこから侵入してくる可能性があります。 高層階であっても、外壁の点検が不十分な場合、アリは侵入経路を見つけることができます。
* 荷物や家具: 引っ越し時にアリが荷物や家具に紛れて侵入してきた可能性も考えられます。 家具の裏側や、荷物の隅々まで確認してみましょう。

羽アリの種類と白アリの可能性

羽アリは様々な種類のアリが羽化して飛ぶ際に確認できますが、特に心配なのは「シロアリ」です。 シロアリは木材を食べてしまうため、建物の構造材に被害を与える可能性があります。

シロアリとその他の羽アリの見分け方

シロアリと他のアリを見分けるのは、専門家でも難しい場合がありますが、以下の点をチェックしてみましょう。

* 体の形: シロアリは、アリよりも体が細長く、腰の部分がくびれていません。 アリは、くびれた腰が特徴です。
* 羽の長さ: シロアリの羽は、前羽と後羽の長さがほぼ同じです。 アリの羽は、前羽の方が後羽よりも長いです。
* 色: シロアリは、黒褐色や黄褐色をしていることが多いです。 アリは、種類によって様々ですが、黒色のものが多いです。

ただし、これらの特徴だけでは断定できない場合もあります。 確実にシロアリかどうかを判断するには、専門家に見てもらうことが重要です。

白アリ被害と不動産会社への相談

もし、羽アリがシロアリだと判明した場合、不動産会社に連絡して状況を説明しましょう。 賃貸契約において、建物の構造上の欠陥による被害は、大家さんの責任となる可能性が高いです。

不動産会社への連絡と対応

不動産会社に連絡する際には、以下の点を伝えましょう。

* 羽アリの発見日時と場所
* 羽アリの数の目安
* 写真や動画の提示(証拠として非常に有効です)
* シロアリかどうかを専門家に確認してもらった結果(もし確認済みの場合は)

不動産会社は、専門の駆除業者を手配し、駆除費用を負担してくれる可能性が高いです。 ただし、契約内容によって対応が異なる場合もありますので、契約書をよく確認しましょう。 故意による被害や、契約違反による被害の場合は、費用負担の責任が変わる可能性があります。

具体的な駆除方法と予防策

シロアリの駆除は、専門業者に依頼するのが最も安全で確実な方法です。 しかし、軽微な場合や、シロアリではない可能性がある場合は、以下の対策を試みることができます。

DIYでできる対策

* 侵入経路の遮断: 窓枠やサッシの隙間、配管の貫通部分などに、コーキング剤などを用いて隙間を塞ぎます。
* 殺虫剤の使用: 市販の殺虫剤を使用する場合は、必ず使用方法をよく読んでから使用しましょう。 効果的な殺虫剤を選ぶためには、専門家のアドバイスを受けるのがおすすめです。
* 定期的な清掃: 部屋の掃除をこまめに行い、アリが侵入しやすい場所を清潔に保ちましょう。 特に、食べこぼしやゴミは、アリを引き寄せる原因となります。
* 湿気の対策: アリは湿気を好むため、部屋の湿度を下げる対策も有効です。 除湿機を使用したり、換気をこまめに行ったりしましょう。

専門家への相談

自分で解決できない場合、またはシロアリの可能性が高い場合は、専門業者への相談が不可欠です。 専門業者は、適切な駆除方法を提案し、駆除作業を行います。 また、シロアリの被害状況を正確に診断し、今後の予防策についてもアドバイスしてくれます。 信頼できる業者を選ぶために、複数の業者に見積もりを依頼することをお勧めします。

まとめ

マンションに羽アリが発生した場合は、まず侵入経路を特定し、シロアリの可能性を考慮することが重要です。 自分で対処できない場合は、不動産会社に相談し、専門業者に駆除を依頼しましょう。 早めの対応が、被害拡大を防ぐことに繋がります。 そして、日頃から清掃や湿気対策など、予防策を心がけることで、アリの侵入を防ぐことができます。

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