プラスチックダンボールで防音室を作る?DIY防音室の素材選びと施工方法

プラスチックダンボールで防音室を作られた方いらっしゃいますか? 自作の防音室を作ることを考えているのですが、定番とされている石膏ボードやグラスウール、ロックウールなど有害資材は使えません。 ですので、プラスチックダンボールもある程度防音性があるらしいとのことを知ったのでそれを使おうと思ってます。 しかし、結構ネットで調べてみたのですが、プラダンで作られた方はほとんどいらっしゃいませんでした。 正直前情報が少なすぎて着手できないでいます。 どなたか実際に作って実用された方はいらっしゃいませんか? ちなみに、今考えているのは壁と天井はプラダン(養生シート)の二重で、その間にダンボールやエアキャップを詰めます。 床は1cm厚のコンパネで土台の足に発砲スチロール製のブロック。 ドアは上記の壁に隙間テープ(スポンジのやつ)で隙間をなくそうと思っています。 目標としては市販のものほどではなくある程度防音してくれればいいと思っています。 よろしくお願いします。補足早速の回答ありがとうございます。 いろいろアドバイスありがとうございます。 この質問は「実際作られた方」への質問のつもりだったのですが、やはりいらっしゃらないのですね。 プラダンやダンボールで作れたら機材を除けば計算上1万円以内で作れるので期待していたのですが・・・。 ついでに質問なのですが、質問の有害資材以外で防音・遮音にいい安価の素材はありますでしょうか? よろしくお願いします。

プラスチックダンボール(プラダン)を使った防音室DIYの現実

残念ながら、プラスチックダンボールのみで本格的な防音室を作るのは難しいでしょう。プラダンは軽量で安価、加工しやすい反面、防音性能は石膏ボードやグラスウールなどに比べて非常に劣ります。ネット上に事例が少ないのも、その性能の低さを示唆していると言えるでしょう。 ご希望の1万円以内での製作も、防音効果を期待するならば難しいかもしれません。

プラダンの防音効果を高める工夫

プラダンを単体で使うのではなく、他の素材と組み合わせることで防音効果を高める工夫は可能です。しかし、期待する防音レベルに達するには、構造や素材の選定に細心の注意を払う必要があります。

遮音性能を高めるためのポイント

* 多層構造にする:プラダンを二重、三重にすることで、空気層を作り、音の透過を減少させる効果があります。その間に、ダンボールやエアキャップなどの多孔質材料を入れることで、さらに効果を高めることができます。しかし、プラダンだけでは、効果は限定的です。
* 質量を増やす:プラダンは軽量なため、質量を増やす工夫が必要です。例えば、プラダンの外側に、より重い素材(例:木材の薄い板)を貼り付けることで、遮音性能を向上させることができます。
* 隙間をなくす:隙間から音が漏れると防音効果が大幅に低下します。プラダン同士の接合部や、壁と床・天井の接合部には、隙間テープやパテなどを用いて、隙間を完全に塞ぐことが重要です。
* 吸音材の併用:プラダンは遮音性能が低いですが、吸音材を組み合わせることで、室内の反響音を減らすことができます。吸音材としては、リサイクルペットボトル素材の吸音材、卵パックなど、有害物質を含まない素材を選びましょう。

有害物質を含まない安価な防音・遮音素材

石膏ボードやグラスウール、ロックウール以外の安価な防音・遮音素材としては、以下のようなものがあります。

1. リサイクル素材の吸音材

ペットボトルをリサイクルした吸音材は、環境にも優しく、比較的安価です。様々な厚み、形状のものがあり、DIYにも適しています。

2. 再生木材

再生木材は、安価で環境にも優しい素材です。防音効果は高くありませんが、プラダンと組み合わせることで、質量を増やし、遮音性能を高めるのに役立ちます。

3. コルクボード

コルクボードは、軽量で加工が容易な吸音材です。防音効果は高くありませんが、壁や天井に貼り付けることで、反響音を減らす効果があります。

4. 厚手のカーテン

厚手のカーテンは、簡易的な防音対策として有効です。特に、遮光性が高いカーテンは、防音効果も期待できます。

専門家の視点:防音室DIYの注意点

防音室のDIYは、専門知識と技術が必要です。特に、遮音性能を確保するには、適切な材料選びと施工が不可欠です。DIYで防音室を作る場合、以下の点に注意しましょう。

* 音の周波数特性を考慮する:低音域と高音域では、必要な遮音性能が異なります。目標とする防音レベルに応じて、適切な材料と構造を選択する必要があります。
* 専門業者への相談:DIYに不安がある場合は、専門業者に相談しましょう。専門業者は、適切な材料選びや施工方法をアドバイスしてくれます。
* 安全性の確保:DIYで作業を行う際は、安全に十分配慮しましょう。特に、電動工具を使用する場合は、安全対策を徹底することが重要です。

まとめ:現実的な防音室DIYを目指して

プラスチックダンボールのみで十分な防音効果を得ることは難しいですが、他の素材と組み合わせることで、ある程度の防音効果を得ることは可能です。しかし、本格的な防音室を作るには、専門的な知識と技術が必要となります。予算や防音レベルの目標を明確にし、適切な素材を選び、安全に配慮してDIYを進めてください。 安価な素材を用いる場合、防音性能は期待値より低くなる可能性が高いことを念頭に置いておきましょう。 専門家のアドバイスを受けることも検討してみてください。

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