Contents
1.生後3ヶ月のフトアゴヒゲトカゲの大きさについて
生後3ヶ月のフトアゴヒゲトカゲの体長が15cm弱とのことですが、これは個体差の範囲内と考えられます。フトアゴヒゲトカゲの成長速度は、餌の量や質、飼育環境、遺伝的な要因などによって大きく異なります。小さめな個体も珍しくありません。心配であれば、信頼できる獣医に相談し、健康状態をチェックしてもらうことをお勧めします。 成長曲線に沿って成長していれば問題ありませんが、成長が著しく遅れている場合は、栄養状態や飼育環境を見直す必要があります。
2.餌の量と温浴について
生後3ヶ月でイエコ3匹では、やや少ない可能性があります。フトアゴヒゲトカゲは成長期には旺盛な食欲を示します。3匹ではお腹が満たされないかもしれません。イエコ以外にも、コオロギやデュビアなどを与え、種類と量を増やして様子を見てみましょう。 餌の量は個体差が大きいため、フトアゴヒゲトカゲの体型や活発さを参考に調整することが重要です。 また、毎日朝晩の温浴は、必要以上に頻繁です。温浴は脱水症状の予防や排便促進に役立ちますが、毎日行う必要はありません。フトアゴヒゲトカゲの状態を見て、必要に応じて行いましょう。排便が正常であれば、温浴の頻度を減らしても問題ありません。
3.飼育設備について
ケージのサイズ
60×30×35cmのケージは、生後3ヶ月の子にはやや小さいかもしれません。将来的には90cmに変更予定とのことですが、成長に合わせて早めに変更することをお勧めします。狭い空間ではストレスが溜まり、成長に悪影響を与える可能性があります。 ケージ内には、隠れ家となるシェルターを設置し、フトアゴヒゲトカゲが落ち着ける空間を作ることも大切です。
バスキングランプのワット数
バスキングスポットランプ75Wは、60cmケージではやや高ワット数です。タイルを使用しているため、さらに温度が高くなっているとのことですので、低ワット数のランプに交換するか、バスキングスポットからの距離を調整しましょう。 温度計で温度を正確に測定し、高温域が40~45℃、低温域が30℃程度になるように調整することが重要です。温度計は複数設置し、ケージ内の温度分布を把握しましょう。 温度が高すぎると、火傷や脱水症状を引き起こす可能性があります。
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紫外線灯
紫外線灯は、UVB10.0とのことですが、これは適切な数値です。 紫外線はカルシウムの吸収に不可欠なため、適切な照射時間を確保しましょう。 紫外線灯は、寿命が来るとUVBの照射量が低下するため、定期的に交換することが重要です。 製品パッケージに記載されている寿命を確認し、交換時期を把握しておきましょう。
その他設備
床材に天然石のタイルを使用しているとのことですが、これは保温性が高いため、温度管理に注意が必要です。 また、滑りやすいため、フトアゴヒゲトカゲがケージ内を動き回る際に怪我をする可能性があります。 もし心配であれば、一部に爬虫類用の床材を敷くことを検討しても良いでしょう。 パネルヒーターは、現在使用していませんが、冬場の保温に役立ちます。 室温が下がってきたら、保温球やパネルヒーターを併用して、適切な温度を保つようにしましょう。
4.アームウェービングの意味
フトアゴヒゲトカゲが頻繁にアームウェービング(腕を上下に動かす行動)をしているとのことですが、これは威嚇や求愛、またはコミュニケーションを目的とした行動です。 状況によって意味合いが異なりますが、特に問題はありません。 しかし、頻繁に行っている場合は、ストレスを感じている可能性も考えられます。 ケージの広さ、温度、湿度、隠れ家の有無などを確認し、必要に応じて改善しましょう。 飼育環境に問題がないにもかかわらず、頻繁にアームウェービングをする場合は、獣医への相談も検討しましょう。
まとめ
フトアゴヒゲトカゲの飼育は、適切な温度管理、餌やり、ケージ環境の整備が重要です。 今回ご質問いただいた内容以外にも、疑問点があれば、専門書や信頼できるブリーダー、獣医に相談しましょう。 フトアゴヒゲトカゲが健康に成長し、飼い主さんと楽しい時間を過ごせるよう、適切な飼育を心がけてください。