パキラの葉の色が変色!原因と対処法、適切な育て方

観葉植物、パキラの葉の色が変色。 20cmくらいのパキラを買って育てて約半年くらいです。 ほんの2〜3日前までは綺麗な緑色だった葉が昨日気づいたら全部の葉がくすんだ緑色?茶色ぽい色になっていました。枯れている感じではないのですが… 今までも数枚の葉が枯れ落ちたりしてはいましたが、他の葉は影響なく綺麗な緑だったのですが、病気でしょうか?水のやり過ぎ?日光の当て過ぎ? ハイドロカルチャーで育てていて、はじめはガラスのコップで育てていましたが1ヶ月位前に、大きめのプラスチックの鉢に変えて、ハイドロカルチャーも新しくして、根腐れ防止剤も下に敷き詰めました。 極寒の地方ですが部屋は暖房が効いていて25度以上あり乾燥しています。窓辺において、最近は晴れの日が多かったので日光に当たっていました。 水やりは表面のハイドロカルチャーがカラカラに乾いてから1〜2日してからあげるようにしているのでだいたい3〜5日置きくらいでした。 時々観葉植物の活力剤をあげていました。 このようになった場合の対処方、育て方の 間違えがあれば教えてください。 今は水はやらずに活力剤を差して日光が当たらないところにおいてあります。

パキラの葉の変色の原因を探る

パキラの葉が緑色からくすんだ緑色、茶色っぽく変色したとのこと。枯れてはいないものの、急激な変化は心配ですね。原因をいくつか考え、一つずつ確認していきましょう。

1. 水やりの問題

ハイドロカルチャーでは、水のやりすぎと不足の両方が問題になります。乾燥した環境で3~5日に1回の水やりは、鉢の大きさや室温、ハイドロボールの種類によって適切でない可能性があります。特に、プラスチック鉢はガラスのコップよりも保温性が高いため、土壌栽培よりも乾燥しにくいです。土の代わりにハイドロボールを使用しているため、乾燥しているように見えても、鉢底までしっかり乾いていない可能性があります。

ポイント: ハイドロカルチャーの水やりは、指でハイドロボールを触って湿り気を確認し、完全に乾いてから2~3日後に与えるのが理想です。鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与え、その後は余分な水を捨てることも重要です。

2. 日光過多の可能性

暖房の効いた室内で、窓辺に置いて日光を当てていたとのこと。直射日光が長時間当たると、葉焼けを起こし、変色や枯れにつながります。特に、冬場は乾燥しやすく、日光の強さも増すため注意が必要です。

ポイント: パキラは明るい場所を好みますが、直射日光は避けるべきです。レースカーテン越しの柔らかい光が理想的です。春から秋にかけては、午前中の数時間だけ直射日光に当て、午後からは日陰に移動させるなどの工夫をしましょう。

3. 環境の変化によるストレス

鉢のサイズ変更、ハイドロカルチャーの交換、根腐れ防止剤の使用など、パキラにとって環境の変化は大きなストレスになります。これらの変化が、変色の原因となっている可能性があります。

ポイント: 植物は環境の変化に敏感です。鉢の変更や植え替えは、植物の生育が活発な春から夏に行うのが理想です。冬場は特にストレスを与えないように注意しましょう。

4. 栄養不足の可能性

活力剤を与えていたとのことですが、種類や量によっては、かえって植物に負担をかける可能性があります。活力剤の過剰摂取は、葉焼けや根腐れを引き起こすこともあります。

ポイント: 活力剤は、使用方法をよく確認し、規定量を守って使用しましょう。必要以上に与えることは避け、生育状況に合わせて使用頻度を調整することが大切です。

5. 病気や害虫

葉の変色以外にも、他の症状(葉のしおれ、斑点、虫の痕跡など)がないか確認しましょう。病気や害虫によって葉が変色することもあります。

ポイント: 病気や害虫の疑いがある場合は、専門家に相談しましょう。写真などを添えて相談することで、的確なアドバイスを受けることができます。

パキラの適切な育て方

パキラを元気に育てるためには、以下の点に注意しましょう。

1. 水やり

* ハイドロカルチャーの場合、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与え、その後は余分な水を捨てる。
* 水やりの頻度は、季節や室温、鉢の大きさ、ハイドロボールの乾燥具合によって調整する。
* 指でハイドロボールを触って湿り気を確認し、完全に乾いてから2~3日後に与えるのが目安。

2. 日光

* 直射日光を避け、レースカーテン越しの柔らかい光を当てる。
* 春から秋は、午前中の数時間だけ直射日光に当て、午後からは日陰に移動させる。
* 冬場は、日当たりの良い場所に置くが、直射日光は避ける。

3. 温度と湿度

* パキラは、15~25℃程度の温度を好みます。
* 冬場は、暖房の風が直接当たらないように注意しましょう。
* 乾燥しやすい環境では、葉水を与えて湿度を保つと良いでしょう。

4. 施肥

* 生育期(春~秋)は、月に1~2回、薄めた液体肥料を与える。
* 冬場は施肥を控える。
* 活力剤は、使用方法をよく確認し、規定量を守って使用しましょう。

5. その他

* 定期的に葉を拭いて、ホコリを取り除きましょう。
* 葉が込み合ってきたら、剪定をして風通しを良くしましょう。
* 病気や害虫の発生に注意し、早期発見・早期対処を心がけましょう。

専門家のアドバイス

観葉植物の栽培に詳しい園芸アドバイザーに相談したところ、「急激な環境変化と、もしかしたら活力剤の過剰摂取が原因の可能性が高い」との見解でした。 活力剤は、植物の生育を促進するものではありますが、使用方法を誤ると逆に植物を弱らせてしまうことがあります。 また、鉢のサイズ変更やハイドロカルチャーの交換は、植物にストレスを与え、葉の変色につながる可能性があります。

まとめ

パキラの葉の変色は、水やり、日光、環境の変化、栄養バランス、病気や害虫など、様々な原因が考えられます。まずは、上記のポイントを参考に、育て方を改善してみましょう。それでも改善が見られない場合は、専門家に相談することをお勧めします。

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