パイン材をアンティーク風ダークブラウンにDIY!ワックスで簡単エイジング塗装

パイン材を古い木の色にしたい。部屋をアンティーク家具で模様変えしたいのですが、いまある無垢材の家具をそれに合わせて深みのあるブラウンにしたいです。ペンキはもったいないので、ワックスなどでわりとアンティーク家具の色味に近付くものか伺いたいのですが…。 何分自分で手を加えるのが初めてなので、お力お借りしたいです。オススメのメーカーの他に、よい方法などあればお願いします。色を変えたいのはパインの作業台(白いパインでまだ二年目の新しいもの、ワックスなど塗装なし)と、パインの棚(こちらは無印のもので、既にワックスコーティングのようなものがされておりますが難しいでしょうか)です。理想の色はチェリーがかったダークブラウンです。知識がなく、工作の経験もないためなにもかもわからないので、丁寧に教えていただければ幸いです。

アンティーク風ダークブラウンへの塗装:ワックスによる着色方法

初めてのDIYでアンティーク風家具を目指したいとのこと、大変素晴らしいですね!ペンキを使わずにワックスで深みのあるブラウンに仕上げることは可能です。ただし、パイン材の特性や既存のコーティング状態によって、仕上がりに違いが出ることがありますので、段階を追って丁寧に作業を進めましょう。

使用する材料と道具

まず、必要な材料と道具を準備しましょう。

  • ワックス:木部着色ワックスがおすすめです。ターナー色彩の「ミルクペイントfor wood」シリーズや、BRIWAX(ブリワックス)などが人気で、様々な色合いが揃っています。チェリーがかったダークブラウンを目指すなら、ダークブラウン系に加え、赤みのあるブラウンや、少し黒を混ぜて深みを加えるのも良いでしょう。複数の色を混ぜて、自分だけのオリジナルカラーを作るのも楽しみの一つです。
  • 布:ワックスを塗布する布。綿の古布が最適です。使い古しのTシャツなどを活用しましょう。
  • ヘラ:ワックスを均一に塗布するために、ヘラがあると便利です。100円ショップでも購入できます。
  • サンドペーパー(#240~#400):ワックスを塗布する前に、表面を軽く研磨します。パイン材の作業台は特に必要です。無印良品の棚は既にワックスコーティングされているため、研磨は軽く、必要最低限に留めましょう。研磨しすぎると、既存のコーティングを剥がしてしまう可能性があります。
  • 刷毛(オプション):細かい部分の塗り込みに便利です。
  • 保護手袋:ワックスは油分を含んでいるため、手荒れを防ぐために手袋を着用しましょう。
  • マスク(オプション):ワックスの臭いが気になる場合は、マスクを着用しましょう。
  • 保護シート:作業場所を保護するために、新聞紙やビニールシートなどを敷きましょう。

作業手順

  1. 下準備:作業台と棚の表面を、軽くサンドペーパーで研磨します。パイン材の作業台は、表面の汚れやささくれを取り除くため、より丁寧に研磨しましょう。無印良品の棚は、既存のワックスコーティングを剥がさないように、優しく研磨するのがポイントです。研磨後は、乾いた布で木屑を丁寧に拭き取ります。
  2. ワックスの塗布:少量のワックスを布に取り、木目に沿って薄く均一に塗布します。一度に厚塗りせず、薄く数回に分けて塗ることで、より自然な仕上がりになります。ヘラを使うと、より均一に塗布できます。特に角や細かい部分は、刷毛を使うと便利です。
  3. 乾燥:ワックスが完全に乾燥するまで待ちます。乾燥時間は、ワックスの種類や気温、湿度によって異なりますが、通常は数時間から半日程度です。パッケージに記載されている乾燥時間を確認しましょう。
  4. 仕上げ:乾燥後、乾いた布で余分なワックスを拭き取ります。布を軽く絞ってから拭くと、より綺麗に仕上がります。必要に応じて、再度サンドペーパーで軽く研磨し、滑らかな表面に仕上げます。
  5. 重ね塗り:より深い色合いにしたい場合は、乾燥後、再度ワックスを塗布します。重ね塗りする場合は、一度目の塗布よりも薄く塗り、乾燥時間を十分に確保しましょう。色の濃さを調整しながら、理想の色になるまで繰り返します。

ポイント:色の調整とアンティーク風の仕上げ

チェリーがかったダークブラウンを再現するには、ワックスの色選びが重要です。ダークブラウンをベースに、赤みのあるブラウンを少量混ぜてみましょう。また、黒を少量加えることで、より深みのある色合いになります。

アンティーク風の風合いを出すには、ワックスを塗布する際に、わざとムラを作ったり、一部にワックスを厚く塗ったりするのも効果的です。また、ワックスが完全に乾燥する前に、布で擦り込むことで、より自然な風合いを出すことができます。

専門家のアドバイス:失敗しないためのコツ

DIYは試行錯誤がつきものですが、事前に準備をしておけば、失敗を減らすことができます。

* 少量から始める:まずは目立たない場所で試してから、全体に塗布しましょう。
* 乾燥時間を守る:乾燥が不十分だと、仕上がりが悪くなる可能性があります。
* 換気をしっかり行う:ワックスの臭いは、換気をしっかり行うことで軽減できます。
* 分からないことはプロに相談する:どうしても不安な場合は、ホームセンターなどの店員に相談してみましょう。

無印良品棚への塗装:既存コーティングへの対応

無印良品の棚は既にワックスコーティングされている可能性が高いです。この場合は、既存のコーティングを剥がさずに、その上にワックスを塗布するのが適切です。ただし、既存のコーティングとの相性が悪い場合、剥がれやムラが生じる可能性があります。そのため、まずは目立たない場所でテストを行い、問題がないことを確認してから全体に塗布しましょう。

まとめ

ワックスを使ったアンティーク風塗装は、DIY初心者でも比較的簡単に挑戦できます。今回ご紹介した手順とポイントを参考に、自分だけのオリジナルアンティーク家具を作ってみてください。

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