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ハムスターの脱走、その原因を探る
ジャンガリアンハムスターのパールホワイトちゃんが、水槽タイプのケージから脱走を繰り返しているとのこと、大変お困りでしょう。脱走の原因をいくつか考え、一つずつ確認していきましょう。
1. ケージの材質とハムスターの習性
プラスチック製の水槽は、ハムスターが噛み砕いてしまう可能性があります。特に、エサのフタ部分や小屋は、ハムスターにとって「かじる」という行動を満たす格好のターゲットになりやすいです。ジャンガリアンハムスターは、縄張り意識が強く、自分のテリトリーを守るために、ケージの壁をかじる習性があります。
2. 歯の伸びすぎの可能性
かじり木を全くかじらないとのことですが、これは歯の伸びすぎが疑われます。ハムスターの歯は常に伸び続けるため、かじることで歯を削る必要があります。かじり木をかじらないと、歯が伸びすぎて食べにくくなったり、口内炎になったりする可能性があります。歯の伸びすぎは、脱走行動にも繋がる可能性があります。 獣医さんに診てもらうことをお勧めします。
3. 環境の不備
ケージの掃除はきちんとされているとのことですが、ハムスターにとって快適な環境かどうかを改めて確認してみましょう。
- 広さ:ケージが狭すぎると、ストレスからかじる行動が増える可能性があります。十分な広さがあるか確認しましょう。
- 隠れ家:ハムスターは隠れ家が好きです。十分な数の隠れ家を用意しましょう。ハウスだけでなく、シェルターやトンネルなども有効です。
- 運動不足:運動不足もストレスの原因になります。回し車や砂浴び場などを設置して、運動の機会を増やしましょう。
- 温度と湿度:ハムスターは温度と湿度に敏感です。適切な温度と湿度を保つようにしましょう。
4. 栄養バランス
現在の食事内容(ペレット、ひまわりの種3~5個、ハムスター用フルーツチップ1個、キャベツ)は、ひまわりの種がやや多いかもしれません。ひまわりの種は脂質が多く、与えすぎると肥満や健康問題につながります。ペレットを主食とし、ひまわりの種は少量に抑え、野菜も種類を豊富に与えることを心がけましょう。
脱走対策と適切なケージ選び
ハムスターの安全とあなたのストレス軽減のためにも、ケージの買い替えを検討することをお勧めします。
おすすめのケージの種類
水槽タイプ以外のケージを検討しましょう。
- 金網ケージ:通気性が良く、掃除もしやすいです。ただし、ハムスターが金網をかじる可能性があるので、かじり防止対策が必要です。底に敷くマットは、ハムスターが噛み砕かない素材を選びましょう。
- 飼育ケース(プラスチック製):水槽タイプより頑丈な素材のものを選びましょう。しっかりとした留め具が付いているか確認してください。また、かじりやすい素材であれば、かじり止めスプレーを塗布するのも有効です。
- マルチケージ:複数の階層があるケージで、運動量を増やすことができます。ただし、脱走の可能性も高まるため、しっかりとした留め具や対策が必要です。
ケージ選びのポイント
- サイズ:ハムスターが自由に動き回れる広さが必要です。ジャンガリアンハムスターの場合、最低でも60cm以上のケージが推奨されます。
- 素材:かじっても安全な素材を選びましょう。木製ケージはハムスターがかじる可能性がありますが、安全な塗料を使用しているか確認しましょう。
- 通気性:通気性が良いケージを選びましょう。蒸れやすい環境は、ハムスターの健康に悪影響を及ぼします。
- 安全性:隙間がないか、金網の隙間が狭すぎるかなどを確認しましょう。ハムスターが挟まったり、脱走したりする危険がないように注意が必要です。
- 掃除のしやすさ:掃除がしやすいケージを選びましょう。こまめな掃除は、ハムスターの健康維持に不可欠です。
専門家のアドバイス
動物病院の獣医さんに相談することも有効です。歯の伸びすぎや、健康状態のチェック、適切なケージの選び方など、専門家のアドバイスを受けることで、より安心安全な環境を作ることができます。
まとめ
ハムスターの脱走は、ケージの材質、歯の伸びすぎ、環境、栄養バランスなど、様々な原因が考えられます。まずは、ケージの買い替えと、獣医さんへの相談を検討してみてください。適切なケージと環境を整えることで、ハムスターとの楽しい生活を送ることができるでしょう。