ドアノブのラッチ受け部分の正式名称

部屋のドアノブのラッチがはまる部分、つまりラッチの凸部が収まる凹み部分の正式名称は「ラッチ受け」または「ストライクプレート」です。 「ストライク」と呼ばれることもあります。 「ラッチケース」と呼ぶ場合もありますが、これはラッチ全体を指す場合が多いので、ラッチがはまる部分だけを指す場合は「ラッチ受け」や「ストライクプレート」の方が正確です。

ラッチ受けの種類と材質

ラッチ受けは、ドアノブの種類やドアの材質、デザインによって様々な種類があります。

材質による違い

* 金属製：ステンレス、真鍮、アルミなど。耐久性が高く、高級感のある仕上がりになります。
* プラスチック製：軽量で安価ですが、耐久性は金属製に劣ります。
* 木製のドアに合わせたもの：ドアの材質と調和するよう、木製のラッチ受けも存在します。

形状による違い

ラッチ受けの形状も様々です。シンプルな四角いものから、装飾が施されたもの、ドアのデザインに合わせた特殊な形状のものまであります。 特にアンティーク調のドアノブなどでは、凝ったデザインのラッチ受けが使用されていることが多いです。

ラッチ受けのトラブルシューティング

ドアノブのトラブルでよくあるのが、ラッチがうまくかみ合わなくなることです。これは、ラッチ受けが緩んでいたり、ドア枠との間に隙間ができていたりすることが原因です。

ラッチがうまくかみ合わない場合の対処法

• ラッチ受けのネジを確認する：ラッチ受けが緩んでいないか確認し、必要であればネジを締め直します。ドライバーを使ってしっかりと固定しましょう。緩んでいるだけでなく、ネジ自体が破損している場合もありますので、その場合は交換が必要です。
• ドア枠の歪みをチェックする：ドア枠が歪んでいたり、ドアとドア枠の間に隙間が空いていると、ラッチがうまくかみ合わなくなります。ドア枠の歪みは、ドアの調整や修理が必要となる場合があります。専門業者に相談することをおすすめします。
• ラッチ受けの位置を確認する：ラッチ受けの位置がずれていると、ラッチがうまくかみ合いません。位置を調整する必要があるかもしれません。この作業は、ドアノブの取り付け位置の調整にも影響するため、慎重に行うか、専門家に依頼しましょう。
• ラッチの摩耗をチェックする：長年の使用でラッチ自体が摩耗している場合もあります。この場合は、ラッチの交換が必要になります。
• ドアの閉まり具合を確認する：ドアがスムーズに閉まらない場合、ラッチがうまくかみ合わない原因となることがあります。ドアの調整や、蝶番の交換が必要な場合があります。

専門家への相談

上記の方法を試しても改善しない場合は、鍵屋や建具屋などの専門業者に相談することをお勧めします。 彼らはドアノブの修理や交換に精通しており、適切なアドバイスと修理を行ってくれます。特に、ドア枠の歪みや複雑な修理が必要な場合は、専門家の助けを借りる方が安全で確実です。

インテリアデザインとの調和

ラッチ受けは小さなパーツですが、ドア全体の印象に影響を与えます。 ドアノブとラッチ受けの色や素材を統一することで、より洗練された印象になります。 例えば、アンティーク調のドアノブには真鍮製のラッチ受け、モダンなドアノブにはステンレス製のラッチ受けを選ぶなど、インテリア全体のスタイルに合わせた選択が重要です。 ブラウン系のドアやドアノブには、ダークブラウンのラッチ受けが落ち着いた雰囲気を演出します。

まとめ

ドアノブのラッチがはまる部分は「ラッチ受け」または「ストライクプレート」と呼ばれ、材質や形状も様々です。 ラッチがうまくかみ合わない場合は、上記の手順でトラブルシューティングを行いましょう。それでも解決しない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。 また、ラッチ受けはインテリアデザインの一部として、ドアノブとの調和を考慮して選ぶことも大切です。