セキスイハイム 快適エアリーと2階暑さ問題:温度差解消のための徹底ガイド

セキスイハイムの快適エアリーについて質問です。今回快適エアリーの付いている家を購入しました。築後1年で未入居物件、一応新築です。この快適エアリーについてですが、今時期温度設定を28度にしてほぼ常時稼働しているのですが1Fは問題なく快適です。外から入ると涼しすぎる(訳でもないですが)くらいです。で、問題は2Fですが、めちゃくちゃ暑いです。2Fにもエアリーが入っており2Fもほぼ常時稼働させていますが1Fと2Fの温度差がもの凄いです。と言うか階段を上がって行くにつれて温度が上昇するのが体感できる位です。2Fの部屋の床の通風口からは確かに涼しい風が出ていますが風量は1Fとは比べものにならないくらい弱いです。私自身が選び取り入れて造ってもらった家ではないので詳しい事は判りませんが快適エアリーと言うのはこういうモンなのでしょうか?説明書にはメインの部屋(1Fリビング)が設定温度にならないとサブの部屋(2F)は正常な温度の風量等がでません(正常稼働しない)、みたいな事は書いてありますが・・・ご存じの方宜しくお願い致します。

快適エアリーの仕組みと2階暑さ問題の原因

セキスイハイムの快適エアリーシステムは、床下空間に設置された熱交換器と送風機によって、外気を取り込み、温度調整した空気を床下から各部屋へ送風する全館空調システムです。 1階をメインの部屋として設定温度に達すると、2階を含む他の部屋にも空気が送られる仕組みになっています。質問者様のお住まいでは、1階は快適な温度になっているのに対し、2階が暑いという状況は、快適エアリーの機能が十分に発揮されていない可能性を示唆しています。

この温度差の原因として考えられるのは以下の通りです。

  • 送風量の不足: 2階の送風口からの風量が弱いとのことですが、これが最も大きな原因と考えられます。送風量の不足は、熱交換器の能力不足、ダクトの詰まり、フィルターの目詰まり、送風機の故障などが考えられます。
  • 熱の侵入: 2階の窓や壁からの熱の侵入が、冷風を打ち消している可能性があります。断熱材の施工不良や窓の気密性の低さが原因となるケースがあります。
  • 日射の影響: 2階は日射の影響を受けやすい位置にあるため、日中の日差しによって室温が上昇している可能性があります。遮熱カーテンやブラインドの使用が効果的です。
  • 換気不足: 適切な換気が行われていない場合、室内の熱がこもりやすくなります。定期的な換気は室温調整に重要です。
  • 設定温度: 28度は、真夏にはやや高めかもしれません。設定温度を下げることで、2階への送風量が増える可能性があります。しかし、設定温度を下げすぎると、逆に電気代が高くなる可能性があるため、適切な温度設定が重要です。
  • 機器の不具合: 快適エアリーシステム自体に何らかの不具合が発生している可能性も否定できません。これは専門業者による点検が必要です。

2階暑さ問題の解決策:具体的なステップ

快適エアリーシステムの性能を最大限に発揮し、2階の暑さ問題を解決するために、以下のステップで確認・対処していきましょう。

ステップ1:快適エアリーシステムの点検

まずは、快適エアリーシステム自体の動作を確認することが重要です。

  • フィルターの清掃・交換: フィルターが目詰まりしていると送風量が低下します。説明書に従って、フィルターの清掃または交換を行いましょう。定期的な清掃は、システムの効率的な稼働に不可欠です。
  • 送風口の確認: 2階の送風口に何かが詰まっていないか確認しましょう。埃や異物が詰まっていると、風量が弱くなります。
  • ダクトの確認: ダクト内に詰まりがないか確認が必要です。これは専門業者に依頼する方が安全です。
  • 機器の動作確認: システムの動作音が異常でないか、エラー表示が出ていないかを確認しましょう。異常があれば、セキスイハイムまたは専門業者に連絡しましょう。

ステップ2:熱の侵入を防ぐ

2階への熱の侵入を防ぐためには、以下の対策が有効です。

  • 断熱性能の確認: 窓や壁の断熱性能が十分かどうかを確認しましょう。必要であれば、断熱材の追加や窓の断熱フィルムの貼り付けを検討しましょう。
  • 遮熱カーテン・ブラインド: 日差しを遮ることで室温上昇を防ぎます。特に西日が当たる窓には効果的です。遮熱効果の高い製品を選びましょう。
  • 窓の気密性の向上: 窓枠の隙間を埋めるパッキンの交換や、窓の気密性を高める対策を検討しましょう。

ステップ3:換気と温度設定の見直し

  • 適切な換気: 定期的な換気は、室温調整に効果があります。窓を開けて自然換気を行うか、換気扇を使用しましょう。ただし、快適エアリーを使用中は、換気と空調のバランスに注意が必要です。
  • 温度設定の見直し: 28度は真夏には高めです。状況に応じて設定温度を下げることを検討しましょう。ただし、電気代とのバランスを考えて最適な温度を設定することが重要です。設定温度を下げる前に、フィルター清掃や送風口の確認など、他の対策を先に試すことをお勧めします。

ステップ4:専門業者への相談

上記の方法を試しても改善が見られない場合は、セキスイハイムまたは快適エアリーシステムの専門業者に相談しましょう。専門業者であれば、システムの不具合や断熱性の問題など、原因を特定し、適切な解決策を提案してくれます。

専門家の視点:快適エアリーシステムの特性

快適エアリーシステムは、全館空調システムとして優れた省エネルギー性能を備えています。しかし、システムの特性上、1階をメインとして設定温度に達しないと、2階への送風量が少なくなる場合があります。これは、システムの効率性を高めるための設計上の仕様です。そのため、1階の温度管理が、2階の快適性にも大きく影響します。

まとめ:快適な住空間を実現するために

2階の暑さ問題は、快適エアリーシステムの不具合だけでなく、建物の断熱性能や日射の影響、そして適切な換気や温度設定など、複数の要因が複雑に絡み合っている可能性があります。 一つずつ丁寧に確認し、問題点を解決することで、快適な住空間を実現できるはずです。 まずは、簡単な清掃や確認から始め、それでも改善が見られない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。

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