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セキスイハイムの「あったかハイム」と現実の温度差
セキスイハイムの「あったかハイム」は高気密・高断熱住宅として知られていますが、間取りや窓の位置、生活スタイルなどによって体感温度は大きく異なります。 エアコンのみで暖房を行う場合、特にリビングに階段がある間取りでは、暖かい空気が2階へ逃げてしまい、1階が寒く感じるのはよくあることです。カーテンだけでは、空気の流動を完全に防ぐのは難しいでしょう。営業担当者からの適切なアドバイス不足も残念でしたね。 しかし、石油ファンヒーター以外でも、赤ちゃんがいるご家庭でも安全に、そして素早く部屋を暖める方法はあります。
赤ちゃんがいる家庭でも安心!即暖性のある暖房器具
石油ストーブは火災の危険性や一酸化炭素中毒のリスクがあるため、赤ちゃんがいる家庭では使用を避けるのが賢明です。そこで、以下に赤ちゃんがいる家庭でも安全で、かつすぐに暖まる暖房器具と、寒さ対策を紹介します。
1. ハロゲンヒーター
ハロゲンヒーターは、電熱線をハロゲンランプで発熱させるタイプの暖房器具です。スイッチを入れた瞬間から暖かくなり、即暖性が高いのが特徴です。小型で移動も容易なので、必要な場所だけをピンポイントで暖めることができます。赤ちゃんがいる部屋では、赤ちゃんの近くで使用する際は、転倒防止対策をしっかり行い、常に目を離さないように注意しましょう。
2. カーボンヒーター
カーボンヒーターは、カーボンファイバーの発熱を利用した暖房器具です。ハロゲンヒーターと同様に、スイッチを入れた直後から暖まり始め、即暖性に優れています。消費電力も比較的低く、電気代を抑えられます。ただし、表面温度が高くなるため、小さなお子さんやペットの手の届かない場所に設置することが重要です。
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3. セラミックファンヒーター
セラミックファンヒーターは、セラミックヒーターと送風ファンを組み合わせた暖房器具です。ハロゲンヒーターやカーボンヒーターと比較すると、やや暖まるまでに時間がかかりますが、それでもオイルヒーターよりははるかに早く暖まります。広い範囲を暖めることができ、安全装置も充実しているものが多く、赤ちゃんがいる家庭でも安心して使用できます。
暖房器具以外の寒さ対策
暖房器具だけでなく、以下の対策も合わせて行うことで、より効果的に室温を上げ、寒さ対策をすることができます。
1. 窓の断熱対策
窓から冷気が侵入するのは大きな原因です。カーテンだけでなく、窓に断熱シートや内窓を取り付けることで、効果的に冷気を遮断できます。
2. 床の断熱対策
床からの冷え込みも無視できません。カーペットやラグを敷くことで、床からの冷気を防ぎ、足元から暖かく保てます。厚手のラグや、断熱効果の高い素材のラグを選ぶとより効果的です。
3. エアコンの使い方を見直す
エアコンは、設定温度を下げすぎず、こまめに運転を繰り返すよりも、長時間運転した方が効率が良いです。また、サーキュレーターと併用することで、部屋全体に暖かい空気を循環させることができます。
4. 階段への対策
リビング階段からの空気の流出を防ぐには、階段部分にカーテンやブラインドを設置する、または階段上部に空気の層を作る工夫をすることで、暖かい空気を閉じ込めることができます。
5. その他の工夫
* 厚手のカーテンを使用する
* 窓に断熱フィルムを貼る
* ドアの隙間を塞ぐ
* 暖かい色のインテリアを選ぶ(心理的な効果)
専門家(建築士)の視点
建築士の視点から見ると、セキスイハイムのような高気密・高断熱住宅でも、間取りや窓の位置、断熱材の施工状況、換気システムなどによって、体感温度は大きく変わります。今回のケースでは、リビング階段からの空気の流出が大きな問題となっていると考えられます。 より具体的な解決策を得るためには、セキスイハイムの担当者や建築士に相談し、現状の住宅性能を改めて確認し、改善策を検討することをお勧めします。
まとめ
セキスイハイムであっても、間取りや生活スタイルによっては寒く感じることはあります。 石油ストーブを使用せずに、赤ちゃんがいる家庭でも安全に部屋を暖めるためには、ハロゲンヒーターやセラミックファンヒーターなどの即暖性のある暖房器具がおすすめです。 しかし、暖房器具だけでなく、窓や床の断熱対策、エアコンの使い方の見直しなども重要です。 これらの対策を総合的に行うことで、快適な室温を保ち、寒い冬を乗り越えることができるでしょう。