コルジリネ(レッドスター)の剪定と挿し木によるコンパクト化

コルジリネ(レッドスター)を寒くなってきたので部屋に入れました。とても大きくなってしまい、鉢土上から80cm・鉢土の上から幹までが30cmあります。コンパクトにしたいのですが、幹と葉の部分をとって挿し木に出来ますか?出来れば思いきって幹の部分も土に入れる状態にしたいのですが。枯れてしまうでしょうか?教えて頂けますと助かります。

コルジリネ(レッドスター)の剪定と挿し木について

コルジリネ(レッドスター)は、寒さに弱いため冬場は室内に取り込む必要がありますね。大きくなってしまったとのことですが、剪定と挿し木によってコンパクトにすることは可能です。ただし、幹を土に埋める方法については、成功率が低い可能性がありますので、注意が必要です。以下、具体的な方法と注意点について解説します。

剪定方法

まず、剪定を行う時期は、春から初夏にかけての生育期が最適です。この時期であれば、切り口からの発芽や発根がスムーズに行われます。剪定は、鋭利な剪定バサミを使用し、切り口を清潔に保つことが重要です。雑菌の侵入を防ぐため、剪定バサミはアルコールなどで消毒しておきましょう。

剪定する位置は、葉の付け根から数節上を目安に切ります。切り口が斜めになるようにカットすることで、雨水が溜まりにくくなり、腐敗を防ぐ効果があります。また、切り口から出る樹液は、殺菌効果のある木炭粉を塗布することで、乾燥を防ぎ、腐敗を防ぐ効果があります。

剪定後は、植物がストレスを感じないように、日当たりの良い場所に置き、十分な水やりを行いましょう。しばらくは、葉が枯れてしまう場合もありますが、新しい芽が出てくれば成功です。

挿し木による増殖

剪定で切り取った枝は、挿し木によって増やすことができます。挿し木に適した枝は、太さ5~10mm程度で、葉が数枚ついている健康な枝を選びましょう。

挿し木の手順は以下の通りです。

  • 挿し穂の準備:切り取った枝の下葉を取り除き、挿し穂の長さを10~15cmに調整します。
  • 発根促進剤の塗布:切り口に発根促進剤を塗布することで、発根を促すことができます。市販の発根促進剤を使用しましょう。
  • 挿し木の準備:挿し木用の土(赤玉土小粒7:腐葉土3程度の配合がおすすめ)に挿し穂を挿します。深さは、挿し穂の長さの1/3程度が目安です。
  • 管理:挿し木した鉢は、直射日光を避け、風通しの良い場所に置き、土が乾いたら水やりをします。発根までは、土が湿っている状態を保つことが重要です。
  • 発根の確認:挿し木から数週間後、新しい芽が出てくれば発根している証拠です。

幹を土に埋める方法について

質問にあるように、幹を土に埋める方法は、成功率が低いため、おすすめしません。コルジリネは、地上部から発根する能力は低い植物です。幹を土に埋めても、発根せず枯れてしまう可能性が高いです。

もし、どうしても幹を土に埋めてコンパクトにしたい場合は、活着率を高めるために、発根促進剤をたっぷり使用し、常に湿った状態を保つ必要があります。しかし、それでも成功する保証はありません。

専門家のアドバイス

園芸専門家によると、コルジリネの剪定は、生育期に行うことが重要で、適切な剪定と挿し木によって、コンパクトに保つことができます。ただし、幹を土に埋める方法は、リスクが高いので、避けた方が良いでしょう。剪定や挿し木について不安な場合は、近くの園芸店や専門家に相談することをおすすめします。

インテリアへの活用

コンパクトになったコルジリネは、リビングや寝室など、様々な場所に飾ることができます。赤色の葉が鮮やかなレッドスターは、モダンなインテリアからナチュラルなインテリアまで、幅広いスタイルにマッチします。

例えば、リビングでは、ソファの横に置いたり、観葉植物として棚に飾ったりすることで、空間のアクセントになります。寝室では、ベッドサイドに置くことで、リラックス効果を高めることができます。

まとめ

コルジリネ(レッドスター)の剪定と挿し木は、適切な方法で行えば、植物を傷つけることなく、コンパクトに保つことができます。幹を土に埋める方法については、成功率が低いので、避けることをおすすめします。剪定や挿し木に不安がある場合は、専門家に相談しましょう。

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