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クレステッドゲッコー飼育:ケージ選びと必要なアイテム
クレステッドゲッコーの飼育を始めるにあたり、まず重要なのがケージ選びです。樹上棲であるクレステッドゲッコーには、高さのあるケージが適しています。ご検討されているハビタットキットのレインフォレストは良い選択です。
通常サイズとMサイズの比較
通常サイズとMサイズ、どちらを選ぶべきか迷うところですね。これは飼育するクレステッドゲッコーの数と将来的な拡張性を考慮して決めるべきです。
* 1匹飼育の場合:Mサイズで十分でしょう。スペースに余裕があり、レイアウトも自由に楽しめます。
* 複数匹飼育の場合:通常サイズの方が広々としており、ストレスなく飼育できます。将来的に増やす予定がある場合も、最初から通常サイズを選ぶ方が安心です。
ハビタットキットレインフォレストだけでは足りないもの
ハビタットキットは便利なセットですが、それだけでは足りないものがあります。
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- 温度計・湿度計:クレステッドゲッコーの飼育には適切な温度と湿度管理が不可欠です。デジタル式のものがおすすめです。
- 隠れ家:枝やコルクバークなどを追加して、隠れ家を作ってあげましょう。落ち着ける場所を作ることで、ストレス軽減に繋がります。
- 給水器:水飲み場として、給水器を設置しましょう。底に敷く床材が濡れてしまうのを防ぎます。
- 爬虫類専用の床材:キットに付属している床材以外に、爬虫類専用の床材を用意しましょう。ココナッツチップやペーパータオルなどが適しています。
- 紫外線ライト:後述しますが、適切な紫外線ライトは必須です。
- 保温器具:パネルヒーターやセラミックヒーターなど、適切な保温器具が必要です。後述します。
- 餌:昆虫食であるクレステッドゲッコーには、コオロギやデュビアなどの昆虫を与えます。市販の配合フードも併用すると良いでしょう。
- カルシウム剤・ビタミン剤:カルシウムとビタミンの不足は、代謝性骨疾患(MBD)などの病気を引き起こす可能性があります。必ず与えましょう。
クレステッドゲッコーの飼育:紫外線と保温
紫外線ライトの選び方
クレステッドゲッコーは、弱い紫外線を必要とします。レプティグローなどの爬虫類専用の紫外線ライトを使用しましょう。レプティグローは、ハビタットキットに簡単に取り付けできる機種もありますので、確認してみてください。ただし、照射時間は短時間に留め、ケージ内の温度上昇にも注意が必要です。
保温器具の選び方
パネルヒーターは、ケージ全体を均一に温めるのに適しています。しかし、温度管理が難しいというデメリットもあります。セラミックヒーターは、パネルヒーターよりもピンポイントで加温でき、温度管理がしやすい反面、火傷の危険性があります。
最適な保温方法は、ケージのサイズや環境、飼育する個体の状況によって異なります。温度計・湿度計で常に温度と湿度を確認し、適切な保温方法を調整しましょう。
クレステッドゲッコーの飼育:その他重要なポイント
クル病の予防
クル病は、湿度管理の不適切が原因で起こることが多いです。適切な湿度を保つために、霧吹きや加湿器を使用し、ケージ内の湿度を常にチェックしましょう。
餌やり
クレステッドゲッコーは、昆虫食です。コオロギやデュビアなどの昆虫を主食として与え、市販の配合フードを補助食として与えるのが一般的です。カルシウム剤とビタミン剤を必ず振りかけて与えましょう。
飼育環境の清潔さ
ケージ内は常に清潔に保つことが重要です。糞や食べ残しはこまめに取り除き、定期的にケージ全体を清掃しましょう。
暑さ対策
都内のような暑い地域では、夏場の暑さ対策が重要です。エアコンや扇風機などを活用して、ケージ内の温度を適切に管理しましょう。
専門家の視点
爬虫類専門の獣医師に相談することもおすすめです。飼育に関する疑問や、クレステッドゲッコーの健康状態について相談することで、より安心安全な飼育を行うことができます。
飼育者の声
多くのクレステッドゲッコー飼育者は、その愛くるしい姿と穏やかな性格に魅了されています。しかし、飼育には責任と知識が必要です。適切な環境を整え、愛情を持って飼育することで、クレステッドゲッコーとの楽しい時間を過ごすことができるでしょう。