カビだらけの壁!6畳間の赤カビ対策と健康への影響

部屋の壁一面に発生したカビは体に悪いですよね?除去するにはどうしたらいいですか?教えてください。 会社の宿舎に入居したら6畳間の壁一面だけ全体的に赤カビが発生していました。けっこうひどいです。 市販の薬でこすってみましたがほとんど効果がありませんでした。会社には壁の張り替えは頼みづらいです。 毎日寝泊まりする場所なので心配です。住む期間は1年くらいです。 空気清浄機にカビを除去する機能がついている製品が売ってますが効果は期待できるのでしょうか? 何かいい方法があれば教えてください。

カビの健康被害と赤カビの特徴

壁一面に発生したカビ、特に赤カビは健康に悪影響を及ぼす可能性があります。赤カビは、他のカビに比べて毒素を生成する種類が多く、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などの症状を引き起こす可能性があります。また、シックハウス症候群の原因となるVOC(揮発性有機化合物)を放出する場合もあります。 カビの胞子は空気中に漂い、呼吸器から体内に侵入するため、毎日寝泊まりする部屋では特に注意が必要です。1年間の居住期間とはいえ、健康被害を避けるためにも適切な対策が必要です。

市販のカビ取り剤では効果がない場合の対処法

市販のカビ取り剤で効果がない場合は、カビの繁殖が深刻な状態である可能性が高いです。単にこすり落とすだけでは、カビの根を取り除くことはできません。表面上のカビを除去しても、壁内部に菌糸が深く根付いていれば、すぐに再発してしまいます。

1. カビの除去と原因究明

まず、カビの除去には、専門業者への依頼を検討しましょう。専門業者は、適切な薬剤と技術を用いて、壁内部のカビまで徹底的に除去してくれます。 業者選びは慎重に行い、複数の業者に見積もりを依頼し、実績や対応などを比較検討することが重要です。

もし、費用を抑えたい場合、または自分で対処したい場合は、以下の手順で対応してみましょう。ただし、健康被害のリスクを考慮し、作業時はマスク、手袋、保護メガネを必ず着用してください。

  • 換気を徹底する:作業中は窓を開け放ち、換気を十分に行いましょう。カビの胞子が拡散するのを防ぎ、作業後の乾燥を促進します。
  • カビの除去:ヘラやブラシなどで、出来るだけカビを取り除きます。ただし、壁を傷つけないように注意しましょう。 漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を使用する際は、換気を十分に行い、ゴム手袋とマスクを着用し、目に入らないように注意してください。漂白剤は、カビの除去に効果的ですが、壁材によっては変色や劣化を引き起こす可能性があります。使用前に目立たない場所でテストを行いましょう。
  • 乾燥させる:カビを除去した後、壁を完全に乾燥させます。扇風機や除湿機などを使い、湿気を除去しましょう。乾燥が不十分だと、カビが再発する原因となります。
  • 原因究明:カビが発生した原因を突き止めましょう。結露、水漏れ、換気の悪さなどが考えられます。原因を取り除かない限り、カビは再発します。壁の断熱状態、窓の結露状況などを確認し、必要に応じて改善策を講じましょう。

2. 空気清浄機の効果

空気清浄機のカビ除去機能は、空気中のカビ胞子を減少させる効果は期待できますが、壁に付着したカビを除去する効果はありません。空気清浄機は、カビの発生を抑制する補助的な役割として捉えましょう。 空気清浄機を選ぶ際には、HEPAフィルター搭載のものを選び、定期的にフィルターを交換することが重要です。

3. 一時的な対策

業者への依頼や根本的な原因究明・解決が難しい場合、カビの発生を抑えるための対策として、以下の方法を試すことができます。

  • 防カビ剤の塗布:ホームセンターなどで販売されている防カビ剤を塗布することで、カビの発生を抑制することができます。ただし、これはあくまで一時的な対策であり、根本的な解決にはなりません。
  • 除湿剤の使用:除湿剤を使用することで、部屋の湿度を下げ、カビの発生を抑えることができます。特に梅雨時期や湿度の高い時期は効果的です。
  • 遮光カーテンの使用:直射日光が当たることで壁の温度が上がり、結露が発生しやすくなります。遮光カーテンを使用することで、直射日光を遮り、結露を防ぐ効果が期待できます。

専門家のアドバイス:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの視点から見ると、カビ問題は単なる清掃問題ではなく、住環境全体の改善が必要な場合があります。 壁材の素材、部屋の構造、生活習慣など、多角的な視点から原因を究明し、適切な対策を講じる必要があります。 例えば、壁材が通気性の悪い素材の場合、湿気がこもりやすくカビが発生しやすくなります。 そのような場合は、壁材の交換や、換気扇の設置などを検討する必要があるでしょう。

まとめ:健康と快適な住環境のために

カビ問題は放置すると健康被害につながるため、早めの対策が重要です。 市販の薬剤で効果がない場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。 また、空気清浄機は補助的な役割として活用し、根本的な原因究明と解決、そして適切な環境管理を心がけることが、健康で快適な住環境を保つために不可欠です。 1年間の居住期間とはいえ、健康を第一に考え、適切な対策を講じてください。

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